コラム「そうだったのか!中学入試」
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第65話「2015年中学入試予想 第2弾 10月公開模試から予想する入試動向」

2014年12月18日

今回は10月大手公開模試の志望動向を,9月から動きのあった学校を中心に見ていきます。公開模試の志望動向はもちろん各学校の人気動向を表していますが,毎年模試によって志望動向を見ていると,9月→10月→11月→12月と各月ごとに変化していきます。模試の結果(本人の成績状況と各校の志望者数・倍率)を見て次回模試では志望校を修正してくるわけです。秋も深まり入試に近づいてくるとより現実的な選択をする受験生が増えてくるのは言うまでもありません。

学校名に後の数字は大手模試の志望者数合計の,9月前年同月対比(%)→10月前年同月対比(%)です。これにより9月から10月にかけての志望動向の推移を見ていきます。またMは男子,Fは女子です。

なおこの第65話は第63話第64話の記述内容を前提にしています。まだお読みでない方は第63話・第64話から先にお読みください。

  1. 1.男子校 (1)東京 (2)神奈川 (3)埼玉
  2. 2.女子校 (1)東京 (2)神奈川 (3)埼玉
  3. 3.共学校 (1)東京 (2)神奈川 (3)千葉・茨城 (4)埼玉

1.男子校

(1)東京

最難関レベルの男子校では開成(荒川区)と駒場東邦(世田谷区)がやや減って,麻布(港区)が微増ですがいずれも「誤差の範囲」と言ったところで難易度への影響はないでしょう。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

開成 99→95%
麻布 97→98%
駒場東邦 97→95%
麻布
麻布

この3校に続く上位レベルの男子校では早稲田(新宿区)が 9月からかなり増えています。開成,駒場東邦から志望者が回っているようです。

武蔵(練馬区)はほとんど変化なし。

海城(新宿区)は1回がかなり増えほぼ前年並みになりました。やはり開成,駒場東邦から志望者が回っているものと思われます。

早大学院(練馬区)は、やや減です。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

早稲田 1回 108→113%
2回 115→127%
武蔵 95→94%
海城 1回 89→99%
2回 96→94%
早大学院 96→93%

城北地区では本郷(豊島区)の人気が突出していましたが、10月に入り1回の志望者数はやや落ち着いてきました。

巣鴨(豊島区)は9月から10月にかけてI期の志望者が大きく減っています。

城北(板橋区)は2回,3回の志望者数をかなり回復してきています。

桐朋
桐朋

多摩地区トップの桐朋(国立市)はやはり新校舎人気が出てきたのか、10月でかなりの増加となりました。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

本郷 1回 131→114%
2回 122→124%
3回 100→97%
巣鴨 I期 93→81%
II期 91→89%
城北 1回 85→84%
2回 72→92%
3回 83→92%
桐朋 103→110%

過去最高の東大21名の合格者を出した攻玉社(品川区)が9月の志望者数で突出して増えていましたが,10月ではさらに1回の志望者が増えています。

世田谷学園(世田谷区)は10月に入り1次がやや志望者数を回復していますが,2次,3次は減っています。

5年連続で応募者を増やして大変な勢いの東京都市大付(世田谷区)は2回と3回の志望者が9月から10月でかなり増えています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

攻玉社 1回 111→122%
2回 114→112%
特選 97→96%
世田谷学園 1次 88→95%
2次 95→89%
3次 95→87%
東京都市大付 1回 106→106
2回 99→105%
3回 79→82%
4回 113→110%

学習院(新宿区)の今春応募者が大きく増えた1回は9月模試で大きく志望者減でしたが,10月に入ってさらに減っています。また9月では前年を上回っていた2回は10月で大きく減っています。

明大中野(中野区)は8月に中学棟が完成(一年後には高校棟が完成予定)したことが周知されてきたのか, 10月の志望者は1・2回とも増加です。

立教池袋(豊島区)の1回がやや増加で,2回はこの1カ月で大きく増えています。

成城(新宿区)は9月模試の志望者数が3回の入試すべてで増加していましたが10月では1回がさらに大きく増えています。

日大豊山(文京区)は新校舎建設中のため北区王子神谷の仮校舎にありますが,2015年3月に竣工予定の文京区大塚(護国寺の隣です)に戻り、4月からは新校舎での授業となります。10月に入って前月よりやや減っていますがそれでも3回の入試すべてで前年より増加しています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

学習院 1回 76→69%
2回 104→87%
明大中野 1回 93→96%
2回 97→106%
立教池袋 1回 99→104%
2回 85→103%
成城 1回 115→129%
2回 118→118%
3回 183→162%
日大豊山 1回 105→103%
2回 119→117%
3回 101→105%
4回 98→86%

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(2)神奈川

まずトップ4校から見ていきます。

栄光学園(鎌倉市)は9月からやや減って10月では前年並みになりました。

聖光学院(横浜市中区)は1回がさらに減っていますが,2回は増加に転じています。

浅野(横浜市神奈川区)は9月に続きほぼ前年並みです。

慶應普通部(横浜市港北区)は9月から10月で減少がやや拡大しています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

栄光学園 104→101%
聖光学院 1回 97→94%
2回 96→101%
浅野 100→99%
慶応普通部 95→93%

サレジオ学院(横浜市都筑区)はA・Bともに9月よりやや増加しています。

逗子開成(逗子市)は10月でやや落ち着いてきました。3次はマイナスに転じています。

鎌倉学園
鎌倉学園

鎌倉学園(鎌倉市)はライバル逗子開成とは逆に10月で増えて,前年比プラスに転じています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

サレジオ学院 A 95→98%
B 113→115%
逗子開成 1次 108→104%
2次 105→101%
3次 100→95%
鎌倉学園 算数 (新設)
1次 97→101%
2次 95→100%
3次 94→106%

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(3)埼玉

立教新座(新座市)の10月志望者は1月25日の1回はほとんど先月と変わっていませんが,2月3日の2回が大きく増加しています。都内生の動きによるものでしょう。

城西川越
城西川越

城西川越(川越市)が2014年入試で一般入試を4回から3回に減らし特選入試を新設(2回)して400名以上の応募者を集めました。10月模試の志望者は特選が1回・2回とも増えてきています。

城北埼玉(川越市)の1回は開智2回の入試日と重複しているためか9月模試の志望者は11%減,10月は15%減とさらに減っています。また2回も10月でマイナスに転じています。新設の特待入試は前年との対比がないのでデータはありませんが150名近い志望者を集めています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

立教新座 1回 98→97%
2回 118→133%
城西川越 1回 81→77%
特選1回 102→106%
特選2回 91→97%
2回 87→98%
*3回・4回はデータ件数が少ないので割愛します。
城北埼玉 1回 89→85%
2回 102→86%
3回 62→71%

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2.女子校

(1)東京

2015年の2月1日が日曜日であるため,1日入試のプロテスタント系ミッション校の多くが入試日を1日→2日に移動します。入試日を移動する学校名の後ろに*印をつけておきます。ただし近年中堅レベルのプロテスタント系ミッション校では入試日を1日のままで午前から午後に変えて入試を実施する学校も出てきました。(東京のカトリック系ミッション校は入試日を変えません)

10月模試の志望者数は桜蔭(文京区)が微減です。

女子学院(千代田区)は9月からほとんど変わっていません。

雙葉(千代田区)がやや増えていますが「桜蔭―女子学院」から「雙葉―女子学院」に併願のシフトがずれてきたのでしょうか。

この3校に並ぶのが豊島岡女子(豊島区)ですが、試験回ごとの細かい増減はありますが大きな傾向は変わっていません。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

桜蔭 126→125%
女子学院* 123→123%
雙葉 137→141%
豊島岡女子 1回 68→70%
2回 131→129%
3回 100→105%

カトリックの白百合学園(千代田区)も2日入試のため志望者が40%の大幅減です。前回のミッションショックでは受験者が37%減でしたが,合格者を55%も減らし実質倍率が2.8→3.2倍にあがりました。2015年入試でも入試の緩和は期待しない方がよいでしょう。

?友学園女子(世田谷区)は2日の2回が10月に入って前年比43%減から33%減と相当に回復しています。2回が増えているのは1回・2回を連続受験する第一志望者が増えているためでしょうか。4日の3回もマイナスからプラスに転じています。

吉祥女子(武蔵野市)も2日の2回が21%減から13%減と減少幅を縮小しています。

東洋英和女学院
東洋英和女学院

東洋英和女学院(港区)は入試日を2日に移動したAが、10月に入ってさらに76%増から81%増に増えています。NHKの連続テレビ小説「花子とアン]効果は予想以上に大きいようです。

立教女学院(杉並区)は2日への入試日移動で、前回は受験者が54%増でしたが,今年の9月から10月にかけて志望者が33→47%増と増えています。

頌栄女子学院(港区)はプロテスタント系のキリスト教主義の学校ですが、ミッション校ではないので入試日も1日・5日で変更がありません。9月から10月で12→16%増と志望者が増えていますが,前回のミッションショックでは1日の受験者が37%増でしたから増加の幅はかなり小さくなっています。?友学園女子や吉祥女子に回る受験生が増えているためでしょう。

学習院女子(新宿区)は前回ミッションショックで受験者が16%増でしたが,今年は9月から10月でAの志望者は20→24%増と増えています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

白百合学園 60→56%
?友学園女子 1次 144→142%
2次 57→67%
3次 98→106%
吉祥女子 1回 116→114%
2回 79→87%
3回 103→102%
東洋英和* A 176→181%
B 132→136%
立教女学院* 133→147%
頌栄女子学院 1回 112→116%
2回 93→91%
学習院女子 A 120→124%
B 121→118%

プロテスタント系の恵泉女学園(世田谷区)は午後入試になる2月1日(S入試)が9月から10月で140→146%増ですが,前年は午後入試だった2日のA1は37→48%減と大きく減っています。

光塩女子学院(杉並区)の1回入試は例年2月2日なので、ミッションショックの影響をもろに受けています。9月から10月で志望者数は25→33%減とさらに減っています。

対照的に晃華学園(調布市)は2015年入試より試験回数を減らして1日・3日の2回入試になることもあり,9月から10月で模試の志望者は1回が84→93%増とさらに増えています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

恵泉女学園 S 240→246%(2/1AM→2/1PM)
A1 63→52%(2/2PM→2/2AM)
A2 98→104%
光塩女子学院 1回 75→67%
2回 101→99%
晃華学園 1回 184→193%
2回 163→163%
大妻中野
大妻中野

大妻(千代田区)は10月に入り2月1日の1回の志望者が9月から10月で23→28%増と増えていますが,2日の2回は15→19%減と減っています。

大妻中野(中野区)は10月に入り2月1日の1回が4%減から2%増とプラスに転じましたが,大妻と同様に2日の2回は4%増から4%減とマイナスに転じています。

田園調布学園(世田谷区)は前年大きく応募者数が落ち込みましたが,9月から10月で1回の志望者数が37→58%増と大きく回復しています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

大妻 1回 123→128%
2回 85→81%
3回 130→141%
大妻中野 1回 96→102%
2回 104→96%
3回 107→105%
4回 128→123%
田園調布学園 1回 137→158%
2回 95→92%
3回 94→106%

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(2)神奈川

神奈川の女子トップ3校はいずれも創立100年を超えるミッション校で,外人墓地で有名な山手の丘(横浜市中区)にあります。フェリス女学院と横浜共立学園がプロテスタント,横浜雙葉がカトリックですが2015年入試では3校とも入試日を2月1日から2日に移動します。

フェリス女学院は9月から10月で模試の志望者が13→25%増と大きく増えています。前回のミッションショックでは受験者が10%増でしたから増加の幅がかなり大きくなっています。なお難関大学合格実績が大きく伸びていますが,明らかに進路志向が東大・京大など最難関国立大にシフトしてきていますから,上位層が増える可能性もありそうです。

横浜雙葉は前回のミッションショックでは受験者が18%増でしたが, 9月から10月で模試の志望者は39→43%増とさらに増えています。この増加は2年間応募者減が続いた反動とともに、今春の大学合格実績が好調だったのが大きな要因でしょう。募集定員が90名と少数募集なので倍率が急上昇する可能性大です。

横浜共立学園
横浜共立学園

横浜共立学園は、9月模試の志望者がほぼ前年同数で通例のミッションショックの年の志望状況と大きく異なっていましたが,10月に入って19%増となりやはり通例のパターンになりそうです。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

フェリス女学院* 113→125%
横浜雙葉* 139→143%
横浜共立学園 A* 101→119%
B 124→162%

洗足学園(川崎市高津区)は1回の志望者は9月から10月で30→39%増と相当に増えています。東京に近いこともあり女子学院や桜蔭などの都内のトップ校との併願者が多く、1日の1回はかなり上位層の受験が増えるでしょう。

湘南白百合学園(藤沢市)は一般募集が60名と少ない小規模校です。前回のミッションショックでは受験者が24%減で,9月模試の志望者は21%減でしたが10月ではほぼ前年同数まで増えています。

鎌倉女学院(鎌倉市)1次は前回のミッションショックでは受験者が3%減でした。今回は減少幅が大きくなりそうですが,9月から10月で志望者が17→13%減とやや減少幅が小さくなりました。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

洗足学園 1回 130→139%
2回 78→75%
3回 97→104%
湘南白百合 79→99%
鎌倉女学院 1次 83→87%
2次 76→81%

中堅校では以下の4校が注目されます。

神奈川学園(横浜市神奈川区)は急速に人気が上がっている学校です。9月から10月で2月1日午前のA1の志望者は8→25%増と大きく増えています。2日のBが大きく減っているのはミッションショックの影響です。

カトリックミッション校のカリタス女子(川崎市多摩区)は、2月1日の1回を午後入試として9月の志望者が急増していましたが,10月は181%増と前年の3倍近くまで増えています。前年は入試状況がかなり緩和しましたが2015年入試は揺り戻しがありそうです。

カトリックミッション校の聖園女学院(藤沢市)は、2015年入試では1日・2日の午前・午後に入試を行い、3日の入試は廃止するという大きな入試変更があります。9月から10月で1日午後の2次の志望者が25→43%増と大きく増加しています。

2016年4月より青山学院大学の系属校となる横浜英和女学院(横浜市南区)は,すでに9月模試で志望者が大きく増えていましたが,10月に入って4回の入試すべてで志望者がさらに大きく増えています。(第60話参照)2015年入試はもとより,2018年4月より共学化が予定されていますから,今後 4~5年は難易度アップが続きそうです。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

神奈川学園 A1 108→125%
A2 97→98%
B 78→75%
C 119→107%
カリタス女子 1回 243→281%
2回 81→94%
3回 54→59%
聖園女学院 1次 139→138%
2次 125→143%
3次 43→45%
4次 118→120%
横浜英和女学院 A 300→352%
B1 146→259%
B2 173→266%
C 168→254%

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(3)埼玉

カトリックの浦和明の星女子(さいたま市緑区)は都内の上位校との併願者が多い学校です。1月の1回はミッションショックの影響はほとんどありませんが,10月に入って2月4日の2回は15→4%増とかなり減っています。

淑徳与野
淑徳与野

淑徳与野(さいたま市中央区)の1回はここ数年応募者数に隔年現象が見られ、2015年入試は順番からすれば減る年ですが,9月から10月で1回の志望者は1%減→4%増,2回は10%減→9%増とともにプラスに転じています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

浦和明の星 1回 99→101%
2回 115→104%
淑徳与野 1回 99→104%
2回 90→109%

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3.共学校

(1)東京

慶應中等部(港区)は他の大学付属校にもみられる応募者減が続いていましたが,9月から10月にかけて男女ともに微増です。ようやく下げ止まりとなりそうな気配です。

早稲田実業(国分寺市)の志望者は9月から10月で男子が微減→微増,女子は微増→前年並みです。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

慶応中等部 M 96→99%
F 103→104%
早稲田実業 M 96→103%
F 101→100%

青山学院(渋谷区)は9月から10月で女子の志望者が78→71%減と減少しています。

明治大学付明治(調布市)は2日の1回が女子学院や青山学院の入試日と重複し,予想通り志望者数が減っていますが,9月から10月で男子が16→10%減,女子は34→26%減と減少の幅を縮めています。

中央大学附属
中央大学附属

中央大学附属(小金井市)は2013年,2014年とこの2年間で男女とも応募者を大きく減らしました。その反動のせいか9月模試の志望者数は男女とも増えていますが,女子は10月に入ってさらに1回が10→23%増と増えています。

法政大学(三鷹市)は中大附とは逆に、今春入試で男女とも応募者が増えた反動か1回は男女とも大きく志望者減で,男子は10月に入ってさらに26→33%減と減っています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

青山学院 M 84→84%
F 78→71%
明大明治 1回 M 84→90%
F 66→74%
2回 M 91→98%
F 102→97%
中央大附 1回 M 103→100%
F 110→123%
2回 M 97→109%
F 99→103%
法政大学 1回 M 74→67%
F 77→91%
2回 M 120→124%
F 105→109%
3回 M 86→96%
F 92→94%

国学院久我山(杉並区)の男子は9月から10月で1回は大きく減っていますが,2回STと2回・3回の男子が大きく増えています。

広尾学園(港区)は、9月から10月でトップ校との併願者が多い2月2日午後の医進・サイエンスの男子が7→15%増,女子は10→23%増とさらに増えています。

東京農大一(世田谷区)は10月に入って2日午後の2回が男女ともに増えているのが注目されます。今春難関国立大の実績を大きく伸ばしていますから,学力上位の併願者が増えている可能性があります。

順天
順天

順天(北区)は9月の模試志望者数が男女とも5回のうち4回で前年を上回っていましたが,10月に入って女子の志望者がさらに増えています。今春のSGHの指定と好調な大学合格実績によるものでしょう。このままいくと難易度もかなり上がる可能性があります。

帝京大(八王子市)は今春の大学合格実績の躍進で、9月模試の志望者が3回すべての入試で男女ともに志望者が増えていました。さらに10月に入って女子の1回が大きく増えているのが注目されます。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

国学院久我山 1回 M 124→102%
F 82→87%
1回ST M 105→106%
F 108→103%
2回 M 92→101%
F 87→87%
2回ST M 103→122%
F 98→107%
3回 M 117→128%
F 102→107%
広尾学園 1回 M 78→76%
F 99→100%
2回 M 92→98%
F 92→104%
医進 M 107→115%
F 110→123%
3回 M 97→103%
F 116→110%
東京農大一 1回 M 117→116%
F 92→91%
2回 M 99→110%
F 105→126%
3回 M 97→103%
F 101→95%
順天 1回A M 103→122%
F 102→144%
1回B M 151→136%
F 133→128%
2回A M 108→89%
F 132→141%
2回B M 125→103%
F 121→146%
3回B M 90→93%
F 83→164%
帝京大学 1回 M 116→103%
F 127→156%
2回 M 114→127%
F 123→126%
3回 M 103→107%
F 129→130%

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(2)神奈川

慶応湘南藤沢(藤沢市)は男女とも9月から10月にかけて微増ですが、前年並みまで回復することはなさそうです。女子は志望者が減っても上位層は減っていませんが,男子上位層は明らかに上位層が薄くなっていますから,男子は思わぬチャンスがあるかも・・・。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

慶応湘南藤沢 M 78→79%
F 73→80%

神奈川大附(横浜市緑区)は10月に入ってAの男子とBの男女でかなり志望者を回復してきました。入試日を3日に変えたBは公立一貫校や浅野などの有力校と入試日が重なりますが,このままいけば実際の入試では応募者の大幅減とはならず,男子が1割強の減少で女子は微減となりそうです。

中央大学附属横浜(横浜市都筑区)は、2015年入試より1日(午前)・2日(午後)の2回入試になります。模試の9月データには要項変更の発表が遅かったためかその情報が十分反映されていなかったようです。10月に入って予想通り1回・2回ともに増えてきました。特に1回の女子は6→31%増と急増しています。

森村学園
森村学園

森村学園(横浜市緑区)は今春の国公立大学合格実績を伸ばし(15→26→30名),男子がこれに敏感に反応しているようで1回は4→23%増,特に2回は13→75%増と激増しています。難易度も上がる可能性大です。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

神奈川大附 A M 90→103%
F 101→103%
B M 74→87%
F 89→97%
C M 108→109%
F 78→82%
中央大附横浜 1回 M 105→107%
F 106→131%
2回 M 92→103%
F 99→108%
森村学園 1回 M 104→123%
F 103→97%
2回 M 113→175%
F 87→89%
3回 M 86→80%
F 78→82%

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(3)千葉・茨城

渋谷教育学園幕張(千葉市美浜区)は、9月から10月にかけては志望状況にほとんど変化はありません。

市川(市川市)は10月に入って女子が1回・2回ともやや減っています。

東邦大東邦(習志野市)は9月模試で前期が前年並み,後期は男子が微増で女子は22%と大きく増えていましたが,10月の後期の志望者は男女とも減少に転じました。特に女子の減少が大きく気になるところです。

昭和学院秀英(千葉市美浜区)は9月模試の志望者は男女ともに増えていましたが,10月に入って2回・3回ともかなり減っています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

渋谷幕張 1次 M 96→95%
F 106→105%
2次 M 91→89%
F 98→113%
市川 1回 M 107→108%
F 107→97%
2回 M 111→95%
F 112→98%
東邦大東邦 前期 M 100→96%
F 100→92%
後期 M 104→92%
F 122→88%
昭和学院秀英 2回 M 110→106%
F 108→95%
3回 M 110→93%
F 119→100%
江戸川学園取手
江戸川学園取手

芝浦工大柏(柏市)は9月模試で男子が1回・2回ともやや減でしたが、10月ではやや増えて1回はプラスに転じています。逆に女子は1回・2回とも減っています。

専修大松戸(松戸市)は大学合格実績が大きく伸びました。9月から10月にかけて1回・2回の男子が増えています。

成田高付(成田市)は10月に入って男子が大きく増え,女子は逆に大きく減っています。

江戸川学園取手(取手市)は10月に入って男子がやや志望者数を回復していますが,逆に女子は3回ともかなり減っています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

芝浦工大柏 1回 M 95→102%
F 99→94%
2回 M 82→87%
F 132→120%
*3回はデータ件数が少ないため割愛しました。
専修大松戸 1回 M 100→104%
F 94→95%
2回 M 97→104%
F 98→92%
3回 M 98→96%
F 129→145%
成田高付 前期 M 82→93%
F 89→66%
後期 M 65→106%
F 77→59%
江戸川取手 1回 M 88→92%
F 105→96%
2回 M 88→100%
F 130→104%
3回 M 88→75%
F 118→106%

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(4)埼玉

開智(さいたま市岩槻区)は先端クラスに人気が高く、東京や神奈川からも上位生を集めています。9月から10月にかけて4回すべての回で志望者が増えています。

栄東(さいたま市見沼区)は、2014年の応募総数が中学入試史上空前の1万超えとなり大きな話題となりました。志望者数は、10月に入って東大IとBの女子でやや減っています。

(9月前年同月対比→10月前年同月対比)

開智 先端A M 86→90%
F 81→86%
1回 M 90→90%
F 79→94%
2回 M 75→81%
F 88→94%
先端B M 75→80%
F 80→87%
栄東 A M 112→118%
F 109→111%
東大I M 93→96%
F 105→98%
B M 87→91%
F 99→94%
東大II M 122→115%
F 100→117%

西武学園文理(狭山市)は10月に入って1回・2回の男子が増えていますが、女子は志望者の減少が目立ちます。

春日部共栄(春日部市)の1回・2回はGEクラス・GSクラスの合計で表示しています。9月は前年の応募者増,GEクラスの合格ラインがかなり高かったため敬遠されているのか,1回の女子以外は減っていましたが10月に入って2回の男子以外は増えてきました。

西武学園文理 1回 M 82→100%
F 100→102%
2回 M 67→85%
F 80→67%
2回特選 M 235→135%
F 116→96%
3回 M 71→71%
F 110→47%
3回特選 M 100→59%
F 71→80%
*西武学園文理の1回特選(午前・午後)
4回特選は模試データが 少ないため割愛しました。
春日部共栄 1回 M 97→106%
F 107→115%
2回 M 87→73%
F 79→133%
3回 M 83→115%
F 57→61%
*春日部共栄の4回は模試データが少ないため割愛しました。

 

(おわり)

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[次回予告] 「2015年中学入試予想 第3弾 11月公開模試から予想する入試動向

次回は11月大手公開模試の志望動向を,10月から動きのあった学校を中心に見ていきます。

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