コラム「そうだったのか!中学入試」
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第141話 「2019年中学入試速報・第9弾 ―― 東京・神奈川私立共学校(2)―― 」

2019年4月11日

前回に続き東京・神奈川の共学校の2019年入試速報をお伝えします。今回は主に中堅レベルの学校が中心で、主要校や注目校にはコメントをつけています。

なお学校名の後の数字は応募者数の2018→2019年推移、()内は前年比(%)、倍率の2018→2019年推移です。倍率は受験者数/合格者数による実倍率で、合格者は正規合格者で繰り上げ合格者を含めずに算出しています。Mは男子、Fは女子です。


1.東京

最初に日大系の付属校の入試状況をまとめて見ておきます。

日本大学第一     4科1回 M     135→170名(126%) 1.2→1.6倍        
4科1回 F 87→83名(95%) 1.3→1.4倍
4科2回 M 164→208名(127%) 1.3→2.5倍
4科2回 F 112→94名(106%) 1.3→1.9倍
2科1回 M 120→178名(148%) 2.5→3.8倍
2科1回 F 86名→97名(113%) 2.1→2.4倍
2科2回 M 154→181名(118%) 4.2→5.9倍
2科2回 F 74→95名(128%) 2.7→5.3倍
日本大学第二 1回 M 265→219名(83%) 2.5→2.2倍
1回 F 198→173名(131%) 2.0→1.8倍
2回 M 419→337名(80%) 3.6→3.5倍
2回 F 268→239名(120%) 3.1→2.4倍
日本大学第三 1回 M 263→257名(98%) 1.9→1.7倍
1回 F 151→136名(90%) 1.6→1.3倍
2回 M 322→297名(92%) 2.8→2.0倍
2回 F 200→168名(84%) 1.4→1.7倍
3回 M 292→284名(97%) 4.3→3.9倍
3回 F 176→148名(84%) 3.1→1.5倍

日本大学第一
日本大学第一(墨田区)は1997年に共学化されています。城東地区の私立中高では唯一の有力大学付属校として人気が高い学校です。2018年春の日本大学への進学は約75%で、主な他大学進学は早慶上理17名、GMARCH17名です。

入試は4科が2回と2科が2回の計4回です(2科・4科選択ではありません)。2019年入試は大学のフットボール部の問題で応募者を減らした日大系列校が多い中、本校は4回の入試すべてで応募者が増加し4回合計では932→1106名と19%の大幅増です。倍率もすべての回で上昇しています。合格最低点は4科の1回が男子128/300点(43%)、女子121/300(40%)、 4科の2回が男子120/300点(40%)、女子118/300点(39%)、2科の1回は男子110/200点(55%)、女子109/200点(55%)、2科の2回は男子134/200点(67%)、女子138/200(69%)でした。


日本大学第二(杉並区)は併設の日本大学への進学が25~30%です。入試は2/1と2/3の2回で4科の午前入試のみとシンプルな入試です。2019年入試は前年の男子の応募者増の反動か男子は1回17%、2回20%の大幅減ですが、女子も2回とも減っていて2回の男女合計では1150→968名と16%減でした。合格最低点は1回の男子が172/300点(57%)、女子は155/300点(52%)、2回の男子は188/300点(63%)、女子は164/300点(55%)でした。


日本大学第三(町田市)は併設の日本大学への進学が40%です。町田市は東西および南側が神奈川県のため在校生の52%が神奈川の生徒です(東京は47%)。2018年入試の応募者は1回・2回が微減、3回はかなりの減少でした。2019年入試では3回の入試すべての回で応募者が減少です。男子は微減ですが、女子の減少は527→452名と14%の大幅減と大きくなっています。合格最低点は現時点で非公表です。


東京農業大第一 1回 M         370→303名(82%) 2.6→2.1倍
1回 F 419→395名(94%) 2.2→1.9倍
2回 M 373→309名(83%) 2.5→2.2倍
2回 F 301→235名(78%) 3.3→3.0倍
3回 M 240→178名(74%) 8.7→7.6倍
3回 F 289→241名(83%) 4.5→3.7倍
桜美林 1回午前 M 85→106名(125%) 1.9→2.1倍
1回午前 F 82→111名(135%) 2.5→2.8倍
1回午後 M 242→295名(122%) 1.6→1.6倍
1回午後 F 268→262名(98%) 1.6→1.6倍
2回午前 M 133→152名(114%) 3.7→3.3倍
2回午前 F 145→163名(112%) 3.7→4.5倍
2回午後 M 216→258名(119%) 2.3→2.2倍
2回午後 F 233→228名(98%) 2.3→2.2倍
3回 M 157→263名(163%) 2.8→3.2→3.5倍
3回 F 191→233名(122%) 3.6→4.6倍
総合学力 M 90→76名(84%) 1.5→1.6倍
総合学力 F 102→68名(67%) 1.6→1.5倍

東京農業大第一(世田谷区)は併設大が農業系学部しかないため以前から他大学進学が主流ですが、近年は東大、東工大、一橋大などの難関国公立の実績を出しています。2018年春の大学合格実績は卒業生364名で、東大1名、京大1名、北大7名、東北大3名など国公立大62名、医学部医学科11名、理系大学・学部合格者数は前年比140%の451名でした。なお併設大への優先入学者は4.7%でした。応募者数は隔年で増減があり、2017年からの3年間で、1664→1992→1661名です。2019年入試の応募者減では男子の減少が大きく、東京都市大付の応募者増や世田谷学園の2/1午後入試新設の影響があったものと考えられます。合格最低点は1回が159/300点(53%)、2回は算理2科で149/300点(50%)、3回は217/400点(54%)でした。


桜美林(町田市)はプロテスタントのキリスト教学校ですが、創立者清水安三の信仰に基づく学校で教団経営のミッション校ではありません。清水安三は同志社大学神学部を卒業後アメリカのオベリン大学にまなび、2021年に中国の北京郊外に中国人や朝鮮人のための学校を設立、戦後1946年に桜美林学園を創立しました。以上のような創立の経緯からきわめて国際色の強い学校で第二外国語として中国語と韓国語があります。なお2019年より高校に国公立コースが新設されています。 併設大への進学者は10数名でほとんどが他大学へ進学しています。2018年の他大学合格実績は国公立大31名、早慶上理41名、GMARCH217名でした。

町田市は北部・西部・南部が神奈川県の相模原市・大和市・横浜市に接しているため在校生の6割以上が神奈川生です。2017年入試より神奈川県立相模原中等教育学校を強く意識した「総合学力評価入試」を新設しました。2019年入試の応募者は1944→2215名と14%増です。その要因としては桐蔭学園の中等教育学校への募集一本化とそれにともなう定員の大幅減によるところが大きそうです。2/1午前・午後の入学手続き率が予想外に高く、入学者が予定の4クラスで160名を大幅に超過して6クラスで219名になってしまいました。

合格最低点は2/1午前が4科・204/360点(57%)、2科・123/200点(62%)、総合がAが文系総合・理系総合の2科で104/200点(52%)、さらに読解表現総合を加えた3科のBは131/260点(50%)、2/2午前が2科・207/360点(58%)、4科・114/200点(57%)、2/2午後は2科・116/200点(58%)、2/3午後は2科・128/200点(64%)でした。


   
東洋大京北         1回 MF         163→368名(226%) 1.5→4.1倍        
2回 MF 243→535名(196%) 1.4→5.0倍
3回 MF 237→479名(202%) 2.4→10.8倍
4回 MF 268→483名(180%) 5.4→10.8倍
哲学 MF 17→66名(388%) 1.7→11.0倍
開智日本橋 1回 M 202→218名(108%) 2.8→4.0倍
1回 F 157→208名(132%) 2.2→3.4倍
適性 M 58→68名(117%) 3.2→5.2倍
適性 F 84→67名 (138%) 3.0→5.0倍
特待 M 133→280名(120%) 3.0→5.1倍
特待 F 156→216名(104%) 3.0→5.0倍
2回 M 297→377名 (127%) 3.9→8.6倍
2回 F 211→296名(140%) 6.5→6.0倍
3回 M 311→404名 (130%) 7.1→9.5倍
3回 F 209→302名(144%) 7.1→9.6倍
4回 M 287→351名 (122%) 4.8→8.4倍
4回 F 221→300名(136%) 4.9→6.2倍

東洋大京北
東洋大京北(文京区)は2015年春に完成した文京区白山の新校舎へ移転し校名変更、さらに男子校から共学校になりました。中学校の基本的なコンセプトは東洋大学への進学より国公立大や難関私大への進学を目指す進学校です。(高校入学生のコンセプトは併設大進学をメインとする)共学4年目の2019年入試は5回の入試で応募総数が968→1931名と102%の大幅増(ダブりを除いた実数では339→656名の94%増)で難易度も大きく上昇しています。

また2017年入試より導入された「哲学教育思考・表現力入試」は今年から2/4に日程変更。公立の適性検査を意識した「哲学的思考力問題」(作文)と今年からは算数(4回と同一問題)となり受験しやすくなって応募者が17→66名に大幅増です。なお中学の授業では「哲学」が必修科目として取り入れられています。今年の都内の私立中入試では最大レベルの応募者増加でしたが、応募者が激増した理由は以下の3つが考えられます。

まず1つは他の大学附属校と共通する付属校人気です。特に定員厳格化による私大の難化は早慶上理、GMARCHなどの上位校から東洋大学などの日東駒専レベルにも及び、2020年からの大学入試改革に対する不安もあり本校に対する追い風になっているのでしょう。

2つ目に2015年に同時に共学化した三田国際学園や開智日本橋の2校に比べて、石坂康倫校長(元都立桜修館中等教育学校校長、前都立日比谷高校校長)の考えに基づくコース制や特待制度を排した(おそらく地味な印象の)正統的な学校づくりがようやく浸透し理解されてきたこと。

3つ目は高校の共学1期生が2018年4月に卒業し、国公立大7名、早慶上理9名、GMARCH43名、東洋大134名という実績を挙げて結果が具体的に可視化されたこと。

併願校の顔ぶれはほとんど変わっていませんが、法政大学中、法政第二、明大中野などMARCH系との併願者が増えており受験者層の上昇が見てとれます。また今までになかった成城学園との併願者もいたとのこと。成城学園も付属校から進学校への転換を図っているため併願校に選ばれているのでしょう。

合格最低点は倍率上昇、受験者層上昇によって、昨年の52~55%から65~69%に大きく上昇しています。4科300点満点、2科200点満点で1回は205/300点(68%)、137/200点(69%)、2回は197/300点(66%)、131/200点(66%)、3回は197/300点(66%)、132/200点(66%)、4回は208/300点(69%)、143/200点(72%)、哲学は134/200点(67%)でした。


東洋大京北
開智日本橋学園(中央区)は日本橋の有力者によって設立された日本橋女学校を前身とする創立114年目を迎える学校で、2014年に開智グループとなり、2015年4月より中学が共学化、校名も開智日本橋学園となりました。学園長の青木先生は開智グループの創立者でありグループの総帥です。開智や開智未来の教育で培ってきたグローバル化に対応した教育と本校独自の国際バカロレアへの取り組み(2018年7月に国際バカロレアワールドスクール・プログラム校に認定されました)など21世紀型の教育への期待感も高く、また開智や開智未来との併願者に対する受験料優遇もあり、女子校時代とは比較にならない多くの応募者を集めています。2019年入試では6回の入試のうち5回で応募者が増加、合計では2426→3087名と27%の大幅増です。またすべての回で倍率が上昇していますが、特に2回、3回、4回の倍率は大きく上昇しており難易度も上がっているようです。

合格最低点は        
1回 4科 164/300点(55%) 1回 2科 110/200点(55%)
適性 140/200点(70%)
特待 187/300点(62%)、算数 1科 68/130点(52%)※特待入試は特待選考のみ
2回 4科 200/300(67%)、国算英 196/300点(65%)
3回 4科 188/300(63%)、国算英 196/300点(65%)
4回 4科 189/300(63%)、国算英 200/300点(67%)
でした。なお高校は帰国生若干名の募集のみとなっています。


以下は入試データのみ掲出しておきます。

まず新規開校のドルトン東京学園(調布市)、女子校からの共学化初年度の武蔵野大学(西東京市)、日大系属校となった目黒日大(目黒区)の3校です。

ドルトン東京学園   2/1 2科・4科 MF *→90名(新設) *→1.4倍      
2/1 思考力 MF *→19名(新設) *→1.3倍
2/1 2科 MF *→126名(新設) *→1.1倍
2/2 2科・4科 MF *→128名(新設) *→1.5倍
2/2 2科 MF *→98名(新設) *→1.6倍
2/2 プラス型 MF *→14名(新設) *→1.3倍
2/2 英語 MF *→8名(新設) *→1.3倍
2/4 2科 MF *→153名(新設) *→1.8倍
武蔵野大学 1回 MF 55→132名(240%) 1.1→1.2倍
2回 MF 68→172名(253%) 1.1→1.2倍
3回 MF 51→105名(206%) 1.1→1.2倍
思考力 MF 75→47名(63%) 1.2→2.1倍
プレゼン MF *→49名(新設) *→2.2倍
適性 MF *→26名(新設) *→1.1倍
目黒日大 1回午前 MF 71→142名(200%) 1.1→3.1倍
1回午後 MF 14→73名(521%) 1.1→3.3倍
2回午前 MF 29→122名(421%) 3.0→2.9倍
2回午後 MF 10→84名(840%) 2.0→3.4倍
3回午後 MF 44→247(561%) 7.0→5.3倍

共学2年目の八雲学園(目黒区)は

八雲学園           1回 M 34→45名(132%) 1.2→1.1倍
1回 F 82→66名(80%) 1.2→1.1倍
2回 M 62→83名(134%) 1.5→1.3倍
2回 F 133→138名(104%) 1.3→1.1倍
3回 M 59→70名(119%) 1.6→1.2倍
3回 F 129→117名(91%) 1.6→1.4倍
4回 M 68→90名(132%) 1.9→1.3倍
4回 F 164→144名(88%) 1.6→1.3倍
未来発見 M 52→77名(148%) 1.0→1.0倍
未来発見 F 115→122名(106%) 1.2→1.1倍
駒込学園 国際 1回 MF 42→63名(150%) 1.8→1.2倍
国際 2回 MF 71→53名(75%) 2.7→1.1倍
国際 3回 MF 50→37名(74%) 1.8→1.2倍
国際 4回 MF *→79名(新設) *→1.5倍
国際 5回 MF 44→32名(73%) 1.7→1.1倍
本科 1回 MF 60→185名(308%) 1.4→1.4倍
本科 2回 MF 171→133名(78%) 1.4→1.2倍
本科 3回 MF 74→104名(141%) 1.6→1.4倍
本科 4回 MF *→13名(新設) *→1.8倍
本科 5回 MF 80→85名(106%) 1.6→1.1倍
穎明館 1回 M 81→62名(77%) 1.7→1.5倍
1回 F 66→54名(82%) 1.4→1.5倍
2回 M 112→142名(79%) 1.5→1.3→1.7倍
2回 F 97→90名(93%) 1.5→1.4倍
3回 M *→192名(新設) *→2.6倍
3回 F *→97名(新設) *→3.0倍
4回 M 134→121名(90%) 1.6→2.1倍
4回 F 90→74名(82%) 2.1→1.9倍
帝京大 1回 M 111→113名(102%) 2.5→3.3倍
1回 F 76→112名(147%) 3.0→1.6倍
2回 M 159→159名(100%) 2.8→3.7倍
2回 F 124→162名(131%) 2.9→3.1倍
3回 M 178→186名(104%) 5.0→4.7倍
3回 F 145→184名(127%) 7.2→4.4倍
玉川学園 一般 1回 M 30→44名(147%) 1.7→1.5倍
一般 1回 F 25→21名(84%) 1.3→1.5倍
一般 2回 M 46→62名(135%) 1.4→1.2倍
一般 2回 F 52→52名(100%) 1.2→1.4倍
一般 3回 M 44→51名(84%) 1.4→3.0倍
一般 3回 M 35→41名(133%) 1.3→1.8倍
一般 4回 M 54→63名(117%) 2.4→2.1倍
一般 4回 F 45→47名(104%) 1.4→1.6倍
IB 1回 MF 18→10名(56%) 1.1→1.0倍
IB 2回 MF 17→14名(82%) 1.5→1.0倍

1.神奈川

まず中堅大学附属の2校から見ていきます。

関東学院 1期A M 118→181名(153%) 1.9→2.0倍        
1期A F         59→83名(141%) 1.7→2.1倍
1期B M 310→332名(107%) 2.1→2.2倍
1期B F 135→163名(121%) 2.2→1.8倍
1期C M 222→310名(140%) 1.9→2.4倍
1期C F 100→145名(145%) 2.2→3.9倍
2期 M 166→231名(139%) 4.5→7.7倍
1期C F 80→94名(118%) 1.7→13.7倍
東海大学付相模 A MF 215→210名(98%) 1.5→*倍
B MF 226→235名(104%) 1.8→*倍
C MF 235→228名(97%) 2.1→*倍

関東学院
関東学院(横浜市南区) は三春台の丘にあるプロテスタント・ミッション校で、付属校から進学校への転換を進め、国公立大や難関私大の合格実績を伸ばしています。併設の関東学院大への院内推薦率は5~7%です。なおプロテスタント・ミッション校ですが、C日程は例年の入試日2/3が日曜日でしたが日にちを変えずに2/3午前で行われました。

2018年入試では山手学院の午後入試増設などの影響か応募者が微減でしたが、2019年入試では4回の入試すべてで応募者が大幅に増加、総数では1190→1539名と29%増です。併願校は共学校が多く、日大(日吉)、日大藤沢はじめ山手学院、法政大第二、中大横浜、神奈川大附などです。

合格最低点は
1期A 4科・171/320点(53%)
1期B 2科・120/200点(60%)
1期C 4科・161/320点(50%)
2期   4科・212/320点(66%)でした。


東海大学付相模(相模原市)は中堅大学付属校の多くが特進コースの設置や他大学進学対応のカリキュラム導入など半進学校化への道を模索するなかで、他の東海大系付属校と同様に中高大10年一貫教育を謳い、東海大学への進学を前提とした付属色の強い学校です。

2015年に入試回を2回から3回に増やし、応募総数は76%の大幅増となりましたが、2016年はやや減、2017年は大幅減となりました。2018年入試では応募者数をかなり回復しましたが、2019年の応募者は676→673名と3名減、男女別では男子が9%減、女子は18%増と男女で志望傾向が大きく異なっています。2/1のAと2/4のCは2科・4科選択入試。2/2のBは2科・3科(国理社または算理社)の選択入試です。各回とも受験生のグループ面接があります。倍率は未公表です。

次に進学校系の2校を見てみます。

桐光学園 1回 M 254→308名(121%) 2.1→2.1→1.8倍
1回 F         122→109名(89%) 1.5→1.5→1.5倍
2回 M 344→412名(120%) 2.5→2.1→1.8倍
2回 F 163→179名(110%) 1.4→1.2→1.5倍
3回A M 334→415名(124%) 2.2→2.7→2.0倍
3回A F 152→161名(106%) 1.3→1.2→2.0倍
3回B M 29→46名(159%) 1.9→2.4倍
3回B F 25→22名(88%) 1.5→1.5倍
横浜富士見丘 1回 M *→9名(新設) *→1.0倍
1回 F 25→29名(116%) 1.0→1.2倍
適性 M *→21名(新設) *→1.0倍
適性 F 42→57名(111%) 1.6→1.3倍
2回 M *→9名(新設) *→1.8倍
2回 F 25→29名(116%) 1.0→1.6倍
3回 M *→11名(新設) *→1.3倍
3回 F 32→35名(109%) 1.8→1.5倍
4回 M *→20名(新設) *→1.3倍
4回 F 36→36名(100%) 2.0→2.3倍
5回 M *→21名(新設) *→1.4倍
5回 F 45→33名(73%) 1.4→*倍
未来力 M *→3名(新設) *→1.0倍
未来力 F 17→14名(82%) 1.0→1.0倍

桐光学園(川崎市麻生区)は2018年に創立40周年をむかえた男女別学校です。2019年入試では場所的に近く同じ別学校だった桐蔭学園の共学化の影響が注目されましたが、受験者層の違い(かなり桐光学園の方が高い)のためかほとんど影響はなかったようです。併設小学校からの2019年の内部進学は男子部が15%、女子部が22%です。表中の数字には内部進学者の人数を含んでいません。

応募者は4回の入試の合計で、男子が961→1181名と23%増、女子は462→471名と2%増でした。男女で志望動向が異なるのは以前からの傾向で、年によっても異なりますが、かつて男子校だった時代のイメージやサッカー強豪校のイメージのためか女子受験生は男子に比べてかなり少なくなっています。

1回・2回・3回Aは4科入試です。3回Bは英語資格入試(英検3級以上で受験でき国算と面接と書類で選考)で、男子の応募46名で受験36名、合格16名、女子は応募22名、受験17名、合格11名でした。特待合格者が4回の入試の合計で男子28名、女子27名出ています。

合格最低点は1回男子が283/500点(57%)、女子は202/500点(40%)、2回は男子が308/500点(62%)、女子は250/500点(50%)、3回Aは男子が300/500点(60%)、女子は244/500点(49%)で、3回Bは非公表です。1/5の帰国入試は国算、国英、算英の選択で、応募86名、受験86名、合格68名でした。


横浜富士見丘学園
横浜富士見丘学園(横浜市旭区)は今春より共学化しましたが、通常の共学と異なり中1から高1までは男女別クラス。また高1から私大文系進学を目指すスタンダードクラス(ST)と文理総合特進のグローバル&サイエンスクラス(G&S)に分かれ、高2からはG&Sが文系特進と理数特進に分かれます。また男子は中1から理数特進のみで高2からは女子の理数特進と混合クラスになります。なお理数系強化のために東京理科大学との高大連携教育の協定が結ばれています(系属校や付属校ではありません)

2019年入試は共学初年度で注目されましたが、7回の入試で応募総数は222→327名と47%増です。女子の応募者だけで比べると222→233名と5%増で、男子の応募者は94名でした。2/3の未来力入試は、基礎学力テスト(30分)、課題作文(30分)、グループワークでプレゼンテーションを行う課題作業(90分)による選考です。


以下の学校は入試データのみ掲出しておきます。

 
公文国際         A M         112→139名(124%) 1.4→1.6倍        
A F 97→133名(137%) 1.2→1.5倍
B M 89→111名(125%) 2.0→2.9倍
B F 89→110名(124%) 1.3→2.3倍
湘南学園 ESD MF *→39名(新設) *→3.0倍
A MF 254→328名(129%) 1.8→2.8倍
B MF 192→249名(130%) 2.6→3.2倍
C MF 190→235名(124%) 2.2→4.3倍
D MF 150→226名(151%) 3.6→5.9倍
自修館 A1 M 74→81名(109%) 1.8→1.6倍
A1 F 53→49名(92%) 1.5→1.3倍
A2 M 106→81名(76%) 2.1→2.2倍
A2 F 64→42名(66%) 1.7→1.3倍
B1 M 100→65名(65%) 2.0→2.2倍
B1 F 61→38名(62%) 1.5→1.4倍
B2 M 115→86名(75%) 1.9→2.0倍
B2 F 74→46名(62%) 1.1→1.6倍
C M 97→69名(71%) 1.9→1.8倍
C F 43→36名(84%) 3.0→1.2倍
D M *→97名(新設) *→1.9倍
C F *→48名(新設) *→3.7倍
鶴見大附 進学1回 M 60→57名(95%) 1.2→1.2倍
進学1回 F 54→44名(81%) 1.2→1.1倍
進学2回 M 94→92名(98%) 1.2→1.2倍
進学2回 F 82→68名(83%) 1.1→1.2倍
難関1回 M 99→108名(109%) 1.4→1.3倍
難関1回 F 88→66名(75%) 1.4→1.7倍
難関2回 M 113→111名(98%) 1.7→2.2倍
難関2回 F 79→64(81%) 3.0→2.8倍
難関3回 M 129→128名(99%) 2.1→1.6倍
難関3回 F 31→52名(168%) 1.9→2.8倍
適性検査 M 69→62名(90%) 1.1→1.0倍
適性検査 F 61→65名(107%) 1.1→1.1倍
*上記の他に難関→進学のスライド合格が1回で15名、2回で3名、3回で4名

(終わり)

[次回予告] 「2019年中学入試速報第10弾 ――国立大附属中・公立中高一貫校――」

今回で首都圏の私立中入試の速報は終わりです。次回は国立大付属校、公立一貫校の入試レポートです。

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