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第124話 「2018年中学入試状況(2)今春入試の注目校

2018年6月11日

前回第123話で共学化した3校については見ましたので、今回はそれ以外の注目点・注目校について見ていきます。

1.人気上昇の大学付属校(系属校)

ここでは併設大学進学が高い早慶大、GMARCH大の附属の学校の応募者について見ていきます。入試が複数回ある学校の応募者数は合計数です。(MARCHより下の大学の付属校では他大学進学者が多く、進学校的要素の強い学校が多い) なお青山学院横浜英和はこの春から共学化されました。

男子校

慶応普通部 566→615(8.7%増↗)
早稲田 2165→2262(4.5%増↗)
早大学院 407→478(7.4%増↗)
学習院 696→908(30.5%増↗)
明大中野 1632→1652(1.2%増↗)
立教池袋 462→472(2.2%増↗)
立教新座 1856→1926(3.8%増↗)

女子校

学習院女子 592→662(11.8%増↗)
立教女学院 288→291(1.0%増↗)

共学校

青山学院 857→933(8.9%増↗)
青山学院横浜英和 1070→1323(23.6%増↗)
慶應中等部 1271→1508(18.6%増↗)
慶應湘南藤沢 639→692(8.3%増↗)
中央大附 933→1103(18.2%増↗)
中央大附横浜 1258→1399(11.2%増↗)
法政大学 1319→1565(18.7%増↗)
法政大第二 2006→1895(5.5%減↘)
明大中野八王子 1211→1235(2.0%増↗)
明大明治 1337→1569(17.4%増↗)
早稲田実業 539→583(8.2%増↗)

青山学院は人気が回復し応募者増ですが,特に今年は男子の増加が大きくなっています。

青山学院横浜英和は青山学院大学の系属校となり人気急上昇。応募者も急増していました。しかしさすがに難易度が上がったため前年の応募者は相当な減。今春から共学化されましたが,男子の応募者は3回の入試の合計で338名ですから多いとは言えないでしょう。また女子の応募者も1070→985名と8%減で落ち着いた入試となりました。

中央大附横浜の1回の応募者は減少していますが,2回の合計では増加です。

法政大第二の応募者は女子が微増ですが,男子の減少が大きくトータルで5.5%の減少です。

明大中野八王子の応募者は合計で2.0%増とほぼ前年並みですが、2/5PMのBが大きく減少しているものの、第一志望者の多い2/1のA1は大きく増加していて実質的には大幅増です。

以上のように,早慶大、MARCH大の附属校は神奈川の法政大第二以外ですべて応募者を増やしていますから、明確に付属校人気と言ってよいでしょう。

2.応募者増加が目につく学校

前記の早慶大・GMARCH大の付属校を除けば東京の男子校では以下の学校の応募者増が目につきます。入試が複数回ある学校の応募者数は合計数です。

城北 1396→1504(7.7%増↗)
攻玉社 127→1338(18.7%増↗)

また試験回数が2回から3回に増えた巣鴨も新設のⅢ期で329名集めて、計685→1003名と46%増です。

神奈川の男子では

栄光学園 713→749(5.0%増↗)
浅野 1699→1784名(5.0%増↗)

神奈川男子トップ校の栄光学園は新校舎完成や東大合格実績の回復(57→62名)によって予想通りの増加です。さらに今春の東大合格者が62→77名と増えており、この勢いは来年も続きそうです。

またこの数年応募者減が続いていた浅野が1699→1784名(5.0%増)と久しぶりに増加に転じています。


東京の女子校で延べ応募者が10%以上増加したのは、

跡見学園 803→1000(24.5%増↗)
学習院女子 592→662(11.8%増↗)
吉祥女子 1784→1997(11.9%増↗)
光塩女子学院 304→366(20.4%増↗)
香蘭女学校 317→422(33.1%増↗)
頌栄女子学院 821→1054(28.4%増↗)
女子学院 676→760(12.4%増↗)
田園調布学園 957→1055(10.2%増↗)
富士見 868→971(11.9%増↗)

跡見学園の増加率は24.5%ですがこれは前年までの応募者減に対する反動でしょう。
新設の思考力入試と英語スキル入試の応募者は合わせて78名でした。

香蘭女学校の応募者増加が33.1%と非常に大きくなっています。

神奈川の女子校で応募者が増加したのは次の2校のみ

洗足学園 1637→1780(8.7%増↗)
横浜女学院 国際教養クラス 計 *→532
アカデミークラス 計 840→1247
総計 840→1779(111.8%増↗)

洗足学園はフェリス女学院との併願者がやや減少、女子学院との併願者が増えていて、応募者が増えているだけではなく併願受験者の学力層が上がっています。

横浜女学院は満を持して新設した国際教養クラスが大人気で532名の応募者を集めましたが、従来クラスのアカデミークラスでも大幅な増加で、合計では前年応募者の2倍以上と激増です。

東京の共学校(今年共学化された学校と付属校を除く)で延べ応募者が10%以上増加したのは,

開智日本橋 1989→2426(22.0%増↗)
かえつ有明   1280→1768(38.1%増↗)
順天 714→821(15.0%増↗)
聖徳学園 604→732(21.2%増↗)
東京農大第一 1664→1992(19.7%増↗)
日本工大駒場 355→450(26.8%増↗)
八王子学園 505→697(38.0%増↗)
宝仙学園理数  1685→1901(12.8%増↗)
明治学院 749→865(15.5%増↗)
明星 270→324(20.0%増↗)
安田学園 982→1408(43.4%増↗)

東京農大第一は女子の増加が大きくなっています。

かえつ有明の応募者増なのは前年減少の反動ですが、それにしても38.1%増は大きい。

日本工大駒場はかつての工業系イメージを脱しつつあり,中堅進学校として評価が上がってトータルで26.8%の大幅増。女子も増えてきています。

八王子学園八王子の増加は東大・医進クラスの3回の入試の大幅増加によるものです。

安田学園の応募者は400名以上増えていますが,そのうち新設の先進特待入試3回で265名を占めます。


神奈川の共学校で延べの応募者が増えたのは次の2校です。

鶴見大学附 723→1025(41.8%増↗)
山手学院 1861→1991(7.0%増↗)

鶴見大学附は6回すべての入試回で応募者が増加し合計41.8%増と急増しています。
世田谷学園から来た亀山校長による学校改革が大きな期待を集めて,県内中堅校では今最も注目される学校になっています。

山手学院は2/1午後入試を新設し562名の応募者を集めました。しかし午前入試は3回とも大きく応募者を減らしていて,トータルでは130名しか増えていません。


千葉の共学校

市川 3099→3330(7.5%増↗)
芝浦工大柏 2047→2208(7.9%増↗)
渋谷教育幕張 2571→2627(2.2%増↗)
昭和学院秀英 1877→2681(42.8%増↗)

昭和学院秀英は新設の1/20PMで766名もの応募者を集めています。


埼玉の共学校

埼玉栄 2329→2433 (4.5%増↗)
栄東 10645→11654(9.5%増↗)
昌平 800→908  (13.5%増↗)
西武学園文理 1734→1857 (7.1%増↗)
東京聖徳大深谷 36→96  (166.7%増↗)
星野学園 1879→2023 (7.7%増↗)

西武学園文理は新設の適性検査型入試と得意教科入試で207名を集めていますが,この2つの新設入試がなければ応募者減となるところでした。

(おわり)

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