コラム「そうだったのか!中学入試」
トップページ > コラム「そうだったのか!中学入試」 > 第120話「2018年中学入試予想第1弾 7月大手公開模試に見る志望動向の予備的考察(2)」

第120話「2018年中学入試予想第1弾 7月大手公開模試に見る志望動向の予備的考察(2)

2017年10月10日

前回は7月の大手公開模試から東京の男子校、女子校の志望動向をお伝えしましたが、今回は東京の共学校、および神奈川、千葉、埼玉の私立中学校の志望動向を見ていきます。

また前回述べたように、7月段階では中堅以下の学校の志望はまだ流動的なため、比較的早い時期から志望が固まっている受験生が多い難関校・上位校の志望動向を中心に見ていきます。 また今回は比較的早い時期から志望が固まっている受験生が多い難関校・上位校を中心に東京の男子校と女子校について見ていきます。

*学校名の後ろの数字は2016→2017年の志望者数の対前年同月比(%)推移。 Mは男子、Fは女子です。

1.東京の共学校

都内の共学上位校は早慶大やMARCH大の付属校が主力です。しばらく吹き荒れた大学付属校への逆風もおさまり、多くの学校で回復基調が見てとれます。

まず早慶大系列の2校を見て見ます。

慶應中等部 M 100→119%
F 108→135%
早稲田実業 M 108→101%
F 98→112%


慶應中等部
慶應中等部
慶應中等部(港区)は男子の応募者が2014年に落ち込みましたが、2015年の応募者は5%増加、2016年はさらに大きく11%増で久々に900名台を回復しました。2017年入試の応募者は7%減でしたが、7月模試の志望者は19%増で勢いを回復しています。女子は隔年で増減を繰り返していて2016年入試の応募者は2%の微減、2017年の応募者は6%増でしたが7月模試の志望者は芦田愛菜効果か35%の大幅増です。このままいけば男女とも応募者が相当に増えそうです。

早稲田実業(国分寺市)の男子の応募者は2015年が7%増、2016年は3%減、2017年は前年の7月模試では8%増でしたが実際の応募者は横ばいでした。7月の志望者は1%増ですから前年並みです。女子の応募者も2014年に大きく減りましたが2015年は5%増、2016年は3%減、2017年は4%増と隔年で増減を繰り返しています。2017年7月模試の志望者は12%増ですから2018年入試の応募者は2年連続で増加の可能性大です。

次にMARCH大系列校を見ていきます。(立教大系列校には共学校がありません)

明大明治 1回 M 101→116%
F 98→133%
2回 M 100→105%
F 124→117%
青山学院 M 120→109%
F 121→106%
中央大附 1回 M 100→108%
F 127→86%
2回 M 97→115%
F 118→100%
法政大学 1回 M 106→113%
F 108→111%
2回 M 83→119%
F 108→95%
3回 M 87→103%
F 107→107%

明大明治(調布市)は2017年入試の2回の入試で男女ともに応募者が増えました。その勢いは今年も続いており、7月模試の志望者は2回の入試で男女とも増加です。

青山学院(渋谷区)は数年間応募者が大きく落ち込んでいましたが、2014年は男女とも大きく応募者を回復。男子は2015年入試でいったん減りましたが2016年の応募者は29%増、2017年の応募者も2016年と同数でした。女子は応募者がこの2年間で288→465→497名と大きく増えています。7月模試の志望者は男女とも増加で2018年入試ではさらに応募者が増える可能性大です。

中央大附(小金井市)は2017年入試の男子1回の応募者が大きく減った反動か7月模試の志望者は8%増、女子は1回の志望者が14%減ですがこれは前年の7月模試志望者が27%の大幅増だった反動です。

法政大学(三鷹市)は2007年に男子校から共学校となりましたが、ここ数年女子の応募者の方が男子を上回っています。3回の入試で2回の女子以外は志望者が増えています。

次に進学校系の学校を見てみます。

渋谷教育学園渋谷 1回 M 96→115%
F 111→118%
2回 M 99→109%
F 112→93%
3回 M 99→89%
F 76→99%
広尾学園 1回 M 101→112%
F 114→128%
2回 M 98→119%
F 129→99%
医サ M 128→120%
F 132→94%
3回 M 83→143%
F 177→95%
三田国際学園 1回 M 118→99%
F 113→112%
2回 M 156→113%
F 118→98%
3回 M 139→97%
F 135→104%
4回 M 213→80%
F 169→87%
5回 M 173→86%
F 175→101%
東洋大京北 1回 M 113→111%
F 103→98%
2回 M 112→107%
F 127→75%
3回 M 100→162%
F 207→124%

 

渋谷教育学園渋谷(渋谷区)は3年連続で東大合格者20~30名台と都内トップクラスの実績で都内の共学進学校でトップ校の位置をキープしています。2017年入試では前年の男子の応募者急増の反動で男子の応募は減りましたが、難易度は緩和していません。7月模試の志望者は第一志望者が多い1回で男女ともに志望者が大きく増加しています。

広尾学園
広尾学園
広尾学園(港区)は2007年の共学化以来毎年のように応募者が増え難易度も上昇してきました。2012年からはやや落ちついてきたようでしたが、2015年入試で再び応募者増、倍率上昇に転じ、2016年はさらに応募者が増加し倍率も大きくアップ、2017年入試では女子の応募者が大幅に増加しました。人気先行の感もありましたが、2016年には東大2名を含め国公立大42名、2017年には東大6名を含めて国公立大67名と躍進し実力を証明しています。7月模試の志望者は前年の反動もあって女子は1回以外で減っていますが、男子は4回とも大きく増えていています。

三田国際学園(世田谷区)の学園長の大橋清貴先生は前記の広尾学園で4年前まで校長を務め、短期間で大きく学校を伸ばしたことでよく知られている先生です。2015年から共学化して戸板中学・戸板女子高校から校名変更をしました。共学初年度入試では延べ2,120名の応募者を集めて爆発的な人気を呼び、共学2年目の2016年入試では初年度を大きく上回る3,088名の応募者を集め、共学3年目の今春入試では3,757名の応募者を集めています。7月模試では志望者が減っている回もありますが、1回、2回、3回はほぼ前年並みで、4回、5回の減は前年の応募者が大幅に増加した反動でしょう。

東洋大京北(文京区)も2015年に共学化されて大人気となった学校です。2015年入試では4回の入試で1,215名の応募者を集めています。共学2年目の2016年入試では高校の入学者大幅超過のため定員を30名減員したので応募者減となりましたが、2018年入試では定員を90→120名に戻します。昨年新設された「哲学教育」志向・表現力入試と2018年入試で新設される4回はデータ件数が少ないので表のデータでは割愛しています。定員増により応募者の増加が予想されますが、なぜか7月模試では1回、2回の女子の志望者が減り気味です。

2.神奈川

(1)男子校

栄光学園 105→98%
聖光学院 1回 96→102%
2回 88→93%
浅野 104→102%
慶應普通部 102→107%

栄光学園(鎌倉市)は東大合格者が2014年に大きく減りましたが、この2年で45→57→62名と大きく回復しています。また2017年4月には新校舎が完成しています。2017年入試の応募者は636→713名と12%の大幅増でした。その反動があるのか7月模試の志望者は微減です。

聖光学院(横浜市中区)は新校舎人気や東大合格者の増加により応募者増と難化傾向が続いていました。しかし1回の応募者は2016年が5%減、2017年は6%減と減少が続きました。ところが減っているのはチャレンジ層だったようで難易度はまったく変わっていません。7月模試の1回の志望者は2%の微増です。なお聖光学院は都内からの受験者も多く、開成との併願者が多い学校です。


慶應普通部
慶應普通部
慶應普通部(横浜市港北区)は2015年に新校舎が完成しています。2016入試では応募者が12%増で5年ぶりに600名台を回復しました。7月模試の志望者は7%増で増加傾向が続いています。本校はほぼ全員が併設大学に進学する最も付属校らしい学校ですから、付属校人気の復活が追い風となっています。

サレジオ学院 A 117→101%
B 102→96%
逗子開成 1次 99→85%
2次 101→104%
3次 113→100%
鎌倉学園 1回 0→166名 (新設)
2回 92→65%
3回 106→87%
算数 92→103%

サレジオ学院(横浜市都筑区)は数年前に急激に難化したため、その後はチャレンジ層に敬遠され、さらに逗子開成や世田谷学園、攻玉社などとの競合があり減少傾向が続いていますが、2016年入試ではAの応募者が8%増、2017年のAは横ばいでした。7月模試の志望者は17%の大幅増です。このままいけば難化の可能性もありそうです。

逗子開成(逗子市)は7月模試の志望者は1次が15%減ですが、これは鎌倉学園の2/1AM参入のためで予想されたところです。

鎌倉学園(鎌倉市)は長いこと2/2が最初の入試でしたが、数年前から2/1PMに算数1科入試を新設、さらに2018年入試から2/1AMに1回入試を新設します。これにより逗子開成の1次と正面からぶつかるために大きな注目を集めています。7月模試の1回の志望者は166名ですから実際の入試では300名以上の受験者を集めそうです。なお2回の志望者が大きく減っているのは2/1に新設する1回のためでしょう。

(2)女子校

フェリス女学院 100→83%
横浜雙葉 99→85%
横浜共立 A 110→106%
B 109→96%

フェリス女学院(横浜市中区)は神奈川の女子トップ校で東京の女子学院と並び創立147年目の日本最古のプロテスタント系ミッションスクールです。2017年春は東大合格者が8→14→7名と減っていますが、難関私大実績が大きく増加しました。慶應大58→82名、早稲田大92→111名、上智大25→67名、早慶上智大計で175→260名です。しかしなぜか7月模試の志望者は17%減と予想外の減少です。 東京城南部や神奈川北部の東急沿線など東京・横浜どちらも通学圏の受験生の一部が、校風が近く国公立大実績が高い女子学院、あるいは近年急速に伸びている洗足学園などに志望者が流れているのでしょうか。なお本校在校生の11%は都内生です。

横浜雙葉(横浜市中区)の7月模試志望者は15%の大幅減です。場所もレベルも近い横浜共立の人気に押されているのでしょうか。


横浜共立
横浜共立
横浜共立(横浜市中区)は2016年入試で応募者が大きく減少しましたが、2017年入試ではAの応募者が297→358名と大きく増加しました。また今春の東大合格者が1→5名と躍進しています。7月模試の志望者はAが6%増と人気が続いています。なお建設中の新校舎は2018年3月に完成予定です。

鎌倉女学院 1回 105→101%
2回 120→90%
湘南白百合学園 111→79%
洗足学園 1回 97→104%
2回 94→99%
3回 93→102%
日本女子大附 1回 102→89%
2回 96→93%

鎌倉女学院(鎌倉市)は山手3校の定番の併願校です。2017年入試の1次の応募者は506→546名と8%増でした。7月模試の志望者は1次が1%増ですから前年並みを維持しています。

湘南白百合学園(藤沢市)はカトリックミッション校で、一般募集が60名の小規模募集校です。前年7月の志望者は11%増でしたが、実際の2017年入試の応募者は250→207名と大きく減りました。7月模試の志望者は21%の大幅減ですからこのままいくと2年連続で応募者大幅減となりますが、実際にはそんなには減らないのではないでしょうか。


洗足学園
洗足学園

洗足学園(川崎市高津区)は今や県内女子校ではフェリス女学院につぐポジションにある学校です。近年ではフェリス女学院、慶應湘南藤沢のほか、立地的に東京に近いこともあり女子学院や、鷗友学園女子など都内の有力校との併願者が多くなり、都内からの受験生も増えています。前年の7月模試の応募者は各回ともやや減っていましたが、実際の入試でも3回の入試すべてで応募者減となりました。しかし減っていたのはチャレンジ層で入試レベルは緩和していません。今春の大学合格実績は東大9名、京大1名、東工大7名、一橋大6名、阪大3名など難関国公立が伸びています。7月模試の志望者は1回、3回がわずかながらも増加に転じています。

日本女子大附(川崎市多摩区)の2017年入試の応募者は1回・2回ともに5%減でした。7月模試の志望者は1回が11%と相当な減で、2回は微減です。ここ数年で中大横浜や法政大第二の共学化が続いたためか応募者がジワジワ減っています。

(3)共学校

まず大学付属校から見ていきます。

慶應湘南藤沢 M 95→115%
F 110→111%
中央大学横浜 1回 M 106→75%
F 106→82%
2回 M 104→98%
F 109→105%
法政大学第二 1回 M 92→99%
F 135→109%
2回 M 104→86%
F 140→107%

慶應湘南藤沢(藤沢市)はここ数年他の大学附属校と同様に応募者減少傾向が続いていましたが、今春の応募者は大幅に増加しました。7月模試の志望者は男子15%増、女子は11%増で、2年連続の大幅増になりそうです。

中央大学横浜(横浜市都筑区)の2017年入試の応募者は1回男子が16%減、女子は微減でした。さらに7月模試の志望者は1回男子が25%減、女子が18%減と大きく減っています。実際の入試でこんなに応募者が減ることはないと思いますが、2016年に共学化した法政大学第二の影響が続いているようです。

法政大学第二(川崎市中原区)は2016年に新校舎が完成し共学化し、共学2年目の2017年入試の応募者は1回の男子が7%増、女子が11%増でした。7月模試の男子志望者は1回が1%減で前年並み、女子は9%増で、2回は男子が14%減、女子が7%増です。

次に進学校系の学校を見ていきます。

山手学院 A午前 M 99→98%
F 101→125%
A午後 M 0→**
F 0→**
B M 132→89%
F 116→105%
神奈川大学附 A M 116→87%
F 125→78%
B M 85→102%
F 97→86%
C M 101→90%
F 99→94%
桐光学園 1回 M 75→113%
F 165→63%
2回 M 77→138%
F 126→97%
3回A M 90→89%
F 92→115%
森村学園 1回 M 83→120%
F 127→89%
2回 M 120→132%
F 189→80%
3回 M 153→94%
F 116→105%
青学横浜英和 A M *→*
F 180→110%
B M *→*
F 148→108%
C M *→*
F 123→97%


山手学院
山手学院
山手学院(横浜市栄区)は2018年入試が大きく変わります。2/1にA午後入試を40名で新設し2/1午前のAは90→80名、2/2午後は70→60名と10名ずつ減員し、2/3のC20名は廃止されます。なお2/1のA午後は公表が遅かったため7月模試の志望者数に反映されておらず、また2/6の後期は日程が遅いため模試データが実際の入試とリンクしないので割愛しました。2/1午後の志望者は9月以降の模試では相当に出てくると思われ、湘南学園や関東学院などの影響がありそうです。

神奈川大学附(横浜市緑区)はほとんどが他大学受験です。付属色がほとんどないためか法政大学第二の共学化による影響は少なかったようです。2017年入試のAの応募者は男子が3%増、女子は11%増でした。7月模試の志望者ではAの男子が13%減、女子は22%減ですが、これは前年の7月模試の志望者増加が大きかったためで、実際の入試の応募者は前年並みとなる可能性が高そうです。

桐光学園(川崎市麻生区)は2017年の3回の入試で男子は3回とも応募者減、女子は3回とも応募者増と2016年と全く逆の応募状況でした。その反動のためか7月模試の志望者は1回・2回の男子が大きく増え、女子は大きく減っています。なお3回Bの英語資格入試とT&M入試はデータ件数が少ないので割愛しました。

森村学園(横浜市緑区)は前年の難関私大の大学合格実績が大きく伸びましたが、今春は国公立大、私立大ともに振るいませんでした。しかし7月模試の志望者は1回男子が20%増、2回男子は32%の大幅増加です。逆に女子は1回が11%減、2回は20%減ですが、これは前年の大幅増によるものでしょう。

青山学院横浜英和(横浜市南区)は2016年4月より同じメソジスト系のプロテスタント校である青山学院大学の「系属校」となり、校名も「青山学院横浜英和中学高等学校」と変更、2018年4月には共学化されます。女子校として最後の入試だった2017年入試は、7月模試の志望者が急増していましたが、難易度が上がって敬遠されたのか実際には3回とも応募者が減少しました。2018年入試から共学化されますから過去の入試データはほとんど参考になりません。なお入試日には変更ありませんがすべて4科入試となりAの定員が40→80名、Cは40→50名に増員されます。男子の欄の数字はデータ件数が少ないため割愛しました。応募者は女子の増加が予想されますが、現状では男子は爆発的に集まることはなさそうです。

2.千葉

千葉・埼玉の私立中の受験は東京・神奈川と構造的に異なる事情があります。東京・神奈川の入試は2月1日が解禁日で、千葉・埼玉の中学は1月入試であるために、千葉・埼玉の私立中学には東京・神奈川の受験生が大量に「試し受験」に来るので、定員をはるかに超えた合格者を出します。ただし実際の入試では多くの東京・神奈川の受験生を集める学校でも、特に早い時期の模試の志望者数にはあまり反映されない可能性があることに留意してください。なお2月入試の応募者数は1月中の入試と東京の入試よって大きく変動するためデータは割愛します。

まずトップ3校から見ていきます。

渋谷教育学園幕張 1回 MF 99→102%
市川 1回 M 99→100%
F 90→101%
東邦大東邦 前期 MF 101→101%

渋谷教育学園幕張(千葉市美浜区)は東大合格者数ベスト10の常連となり、千葉のトップ校というより首都圏共学校のトップ校と言った方が良いでしょう。今年の桜蔭合格者のうち相当数が渋谷教育学園幕張を選び、そのため桜蔭は30名を超える繰り上げ合格を出しています。7月模試の志望者は微増ですが入試状況に変化を与えることはないでしょう。

市川(市川市)の男子の模試志望者は、前年、今年とも前年並みです。女子は前年7月の1回の志望者が10%減でしたが、実際の2017年入試では6%減でした。今年の7月模試志望者は微増です。


東邦大東邦
東邦大東邦
東邦大東邦(習志野市)は上記データにはありませんが、2017年入試より推薦入試を導入しています。30名の定員に対し応募者638名、受験者635名で合格者は定員ピッタリの30名で実倍率は21.2倍という予想通りの高倍率になりました。前期・後期入試も男女ともに応募者が増えています。7月模試のデータは前期入試のものしかありませんが前年比1%増で、前年からの人気を維持しているようです。

次にトップ3校に続く学校を見ていきます。

昭和学院秀英 2回 M 97→104%
F 103→99%
3回 M 95→109%
F 103→78%
芝浦工大柏 1回 M 113→90%
F 93→105%
2回 M 115→104%
F 106→88%
専修大松戸 1回 M 102→104%
F 114→89%
2回 M 107→117%
F 117→99%

昭和学院秀英(千葉市美浜区)の1回は第一志望入試のため模試データはなく、また1/20PMに定員20名で2科入試が新設されて3回入試から4回入試になりますが、公表が遅かったため7月模試に反映されておらずデータとしての意味がほとんどありません。この午後入試の新設は近くの幕張メッセでこの日の午前中行われる市川の受験生をターゲットにしたものでしょう。


芝浦工大柏
芝浦工大柏
芝浦工大柏(柏市)の2017年入試は応募者微減でした。7月模試の志望者は男子が10%減ですがこれは前年7月模試で志望者が13%と大きく増えた反動です。なおグローバルサイエンスクラスは1回・2回で成績上位者が選抜されますが、1回は8.6倍、2回は17.8倍と大変な高倍率になっています。

専修大松戸(松戸市)は併設の専修大への進学者はほぼ1割とほとんどは他大学進学です。6年連続で1回の応募者が増えていますが、常磐線沿線では最も東京寄りの学校ですから多くは都内生の試し受験です。7月模試の1回の志望者は男子が微増、女子は前年志望者の大幅増の反動で11%減です。

3.埼玉

立教新座 1回 93→112%
浦和明の星 1回 96→101%
淑徳与野 1回 113→92%

立教新座(新座市)は埼玉の学校とはいえ東京に隣接して、東京の受験生が多く在校生の6割は都内生です。2017年入試の1回の応募者は2%減と微減でしたが、7月の志望者は12%の大幅増です。

浦和明の星女子(さいたま市緑区)は県内で唯一のカトリックミッションの女子校で、都内の女子御三家や神奈川のフェリス女学院など難関校との併願者の多いため2000名近い応募者が集まる学校です。2017年入試の応募者はほぼ前年同数でした。7月模試の志望者は1%増と堅調な志望状況が続いています。


淑徳与野
淑徳与野
淑徳与野(さいたま市中央区)は浄土宗系の仏教主義の女子校で非常に高いレベルの大学合格実績で県内の女子校では浦和明の星女子につぐ学校です。都内からの併願受験者が多く毎年1000名を超える受験生が集まります。2017年の1回の応募者は、大きく増えた2016年の応募者1,307名より10名減の1,297名ですがほぼ前年並みを維持しました。7月模試の志望者は8%減です。

次の2校は県外から大量の併願受験者を集める学校です。

開智 1回 M 116→112%
F 141→89%
先端A M 106→101%
F 143→80%
2回 M 85→123%
F 125→81%
先端B M 91→112%
F 108→95%
栄東 A M 111→113%
F 106→113%
東大Ⅰ M 96→93%
F 78→90%
B M 97→110%
F 98→112%
東大Ⅱ M 101→131%
F 114→102%

開智(さいたま市岩槻区)の2017年入試の応募者は延べ4,326名で前年比4%増でした。男女別に見ると、男子は1回・2回が増えて先端A・Bは減っているのに対し、女子は前年7月模試の志望動向どおりに4回とも増加しました。今年の7月模試の志望者は男子が1回以外増えていますが、女子は前年の反動か4回とも志望者が減っています。

栄東(さいたま市見沼区)の2017年入試の応募者は前年比5%増の延べ10,756名でした。7月模試の志望者は東大Ⅰが男女とも減っていますが、他の3回は相当に増えています。

なお2018年入試より2/4の東大Ⅲは廃止になり1月中に4回すべての入試が終了します。

(おわり)

[次回予告] 「2018年中学入試予想 第2弾 9月公開模試から予想する入試動向」

今回は7月模試の志望状況から2018年私立中入試を予想しましたが、次回は9月模試の志望データから2018年私立中入試を予想します。

そうだったのか!中学入試 コラムTOPにもどる

学校紹介

  • 江戸川女子中学校
  • 桜美林中学校
  • 洗足学園中学校
  • 千葉日大第一中学校
  • 東京成徳大学中学校
  • 共立女子中学高等学校
  • 女子聖学院中学校
  • 滝乃川中学校高等学校
▼高校受験・入試情報へ
市進 受験情報ナビ
▼小学校受験・入試情報へ
桐杏学園
▼小学生・保護者の皆さまへ
  • 港区三田の幼児保育・学童保育
    クランテテ
  • 市進教育グループの民間学童
    ナナカラ
  • 計算力・漢字力アップ
    桐杏学園問題集字力アップ
▼市進教育グループの個別指導
一人と向き合いじっくり伸ばす個太郎塾
▼市進教育グループの家庭教師
プロ家庭教師ウイング
▼茨城の中高受験指導は
市進グループ 茨進
▼学校の先生へ
  • 指導者向け・技術者向けDVD販売 ジャパンライム
  • 市進研修サービス

facebook市進学校情報 市進学校情報へ


TOP