コラム「そうだったのか!中学入試」
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第109話「2017年中学入試速報第4弾!―― 東京・神奈川の私立女子中入試(1)――

2017年2月27

前回は東京・神奈川の男子校の入試速報でしたが,今回は東京・神奈川の女子校の入試速報です。女子校は学校数が多いので2回に分けてお伝えしていきます。今回は女子校の中でも上位に位置する学校(市進偏差値55以上)について見ていきます。

なお学校名の後の数字は応募者数の2016→2017年推移、( )内は前年比(%),倍率の2016→2017年推移です。倍率は受験者数/合格者数による実倍率で,合格者は正規合格者で繰り上げ合格者を含めずに算出しています。

1.東京

桜蔭 538→516(96%) 2.0→1.9倍
女子学院 695→676(97%) 2.5→2.3倍
雙葉 356→366(103%) 2.9→3.0倍

桜蔭(文京区)は応募者微減の予想でしたが,予想通りの4%減でした。この程度の増減では難易度の変化はないでしょう。補欠が18名発表されましたが2/3には全員が繰り上げとなり翌2/4には追加の繰り上げがあったようです。前年は16名の繰り上げでしたが,今年このように増えたのは,2016年の東大合格者数で桜蔭を抜いた渋谷教育学園幕張を選んだ受験生が増えているからでしょう。

女子学院(千代田区)は明治3年(1870年)の設立で創立147年目となる日本最古のプロテスタント・ミッション校です。模試動向から応募者は前年並みか微増と予想しましたが,実際には3%減でした。合格者を270→278名に増やしたため倍率が2.5→2.3倍と低下しましたが難易度にはほとんど影響ないでしょう。


雙葉
雙葉
雙葉(千代田区)は明治8年(1875年)に設立され創立142年目を迎えたカトリック・ミッション校です。中学の募集定員が100名の小規模募集校で,第一志望者の多い学校として知られています。模試動向から応募者微減と予想 しましたが実際は3%増と微増でした。倍率が2.9→3.0倍とわずかに上昇していますが難易度の変動はないでしょう。

上記の3校に次ぐレベルの学校を見ていきます。

豊島岡女子学園 1回 1110→1062(96%) 2.5→2.5倍
2回 977→932(95%) 8.9→8.4倍
3回 835→812(97%) 10.3→8.4倍
白百合学園 314→314(100%) 2.4→2.8倍
鷗友学園女子 1回 452→463(102%) 1.7→1.9倍
2回 517→486(94%) 6.2→3.6倍
吉祥女子 1回 525→466(89%) 2.3→2.0倍
2回 840→745(89%) 3.1→2.4倍
3回 696→573(82%) 13.0→6.8倍
頌栄女子学院 1回 313→257(82%) 2.6→2.3倍
2回 615→564(92%) 3.8→3.7倍

豊島岡女子学園(豊島区)は国公立志向が強く理系進学,特に医学部への進学が多いため,御三家の中でも桜蔭との併願者が多いことで知られています。
応募者は模試動向からの予想通り減っていますが,1回・3回の減少幅は予想より小さくなっています。3回合計の応募者総数では2922→2808名と4%減でした。
1回は欠席者が101→63名と減ったため受験者1%減で倍率も2.5→2.5倍と変わらず。
2回の倍率はやや下がっており,3回の倍率はかなり下がっていますが,もともと高い倍率ですから難易度への影響はないでしょう。

なお繰り上げ合格候補者が3回合わせて37名出ています。繰り上げ人数は非公表ですが20名以上は繰り上げとなっているようです。合格最低点は1回187点,2回221点,3回202点(300点満点)でした。なお帰国生は3回の合計で応募者32名,受験者26名,合格者6名でした(内数です)。


白百合学園
白百合学園
白百合学園(千代田区)は創立136年目のカトリックのミッション校です。
応募者は前年同数の314名ですが受験者は281→284名と3名増で ,合格者を117→101名と大きく減らしたため倍率が2.4→2.8倍に上昇しています。これは1月8日に行われた帰国入試合格者の手続き率が予想外に高く,一般入試の合格者を絞り込むしかなかったためです。合格最低点は219点(350点満点)で繰り上げ合格が3名出ています。

なお帰国生入試は2016年より一般生と別授業を導入し応募者が大きく増加しましたが,今年も応募者69名,受験者57名と好調を維持しています。

鷗友学園女子(世田谷区)は2016年入試より3回→2回入試と入試回を減らし合格発表は即日発表から翌日発表に変わりました。この大きな入試改革によって入試状況は激変。また2016年からWEB出願が導入され窓口出願との併用となりましたが,2017年よりすべてWEB出願になっています。

2回入試になって2年目の2017年入試は1回の応募者が452→463名と2%増,受験者は434→453名と4%増,2回の応募者は517→486名と6%減ですが,受験者では274→269名と2%減,1回・2回の合計では応募者が 969→949名と2%減,受験者では708名→722名と逆に2%増でした。倍率はⅠ回が1.7→1.9倍とやや上昇,前年上昇した2回は合格者を増やしたため6.2→3.6倍と大幅に緩和しています。

2016年入試では1回の手続き率が56→85%と急上昇したため2回の合格者を44名に絞らざるを得ず, 2回にリベンジを期した第一志望者にはほとんど合格を出すことができませんでした。ところが2回の合格者44名の半数は前日(2/2)の発表で自分が合格していることを知っている御三家合格者で当然入学を辞退しました。

このため2017年入試では前年の反省を踏まえて1回の合格者を261→241名と20名減らし,2回の合格者を44→74名と30名増やしています。これによって1回不合格だった第一志望者が21名合格しており,学校の狙いは見事にあたったようです。入学辞退者の進学先で判明しているのは例年通り,女子学院,フェリス女学院,雙葉,豊島岡女子学園,渋谷教育学園渋谷などですが,今年は付属校志向の表れか,青山学院,明大明治等の付属校が少数ながら目に付いたとのこと。

合格最低点は100点満点で1回214点,2回254点でした。なおこの学校は繰り上げ合格を出しません。

吉祥女子(武蔵野市)の所在地は武蔵野市で多摩地区の学校ですが,杉並区との境にあり,最寄り駅はJR中央線・東京メトロ東西線の西荻窪駅です。
2016年入試では鷗友学園女子の入試日移動の影響で2/2の2回,2/4の3回の応募者が急増しました。

2017年は1回・2回が11%減,3回は18%減で3回とも応募者が減っていますが,2016年が上記の理由で特別に増えたためで,実際には2015年の水準に戻ったと見た方が良いでしょう。2015~2017年の3年間の応募総数の推移を見ると1810→2061→1784名で,2016→2017年は13%の大幅減ですが2015→2017年で見ると1%減です。ただし1回の11%減には共学校志向・付属校志向の影響があったものと思われます。


吉祥女子
吉祥女子
倍率は3回とも下がっていますが,合格最低点で見ると1回が220→216点,2回は239→234点,3回は253→240点(340点満点)ですから倍率が大きく変動した3回を除き受験者層や難易度はほとんど変わっていないようです。

なお2回は桜蔭,女子学院との併願者が増えてきています。また受験生の居住エリアが広がってきており,今年は埼玉からの受験生が増えたとのことです。

頌栄女子学院(港区)はプロテスタント系のキリスト教主義学校で帰国生が多く上記表中には入っていませんが,12月と2月の2回の帰国生入試で計210名の応募があり受験者203名で93名が合格しています。
2017年入試では1回の応募者が18%減,2回は8%減でした。倍率は合格者を絞りましたが1回が2.6→2.3倍,2回は3.8→3.7倍と下がっています。合格最低点は1回が231→206点,2回は217→206点(400点満点)で,特に1回は倍率・合格最低点から見て難易度が低下している可能性が高いようです。

なお複数回受験者に対する優遇はありませんが,2回の合格者126名のうち21名は1回が不合格のリベンジ受験生でした。

学習院女子 A 207→226(109%) 1.8→2.0倍
B 301→366(122%) 2.9→4.3倍
立教女学院 248→288(116%) 2.0→2.3倍
東洋英和女学院 A 306→261(85%) 3.0→2.6倍
B 549→518(94%) 5.7→4.9倍
晃華学園 1回 123→116(94%) 1.6→1.5倍
2回 230→165(72%) 2.7→1.8倍
大妻 1回 332→301(91%) 2.0→1.8倍
2回 748→685(92%) 2.0→1.5倍
3回 633→575(91%) 3.4→2.5倍
共立女子 A 458→393(86%) 2.3→2.2倍
B 736→654(89%) 2.1→2.4倍
C 468→334(71%) 4.3→3.2倍

学習院女子(新宿区)は明治18年(1885年)に設立された華族女学校が前身ですが現在では普通の私立女子校です。系列の学習院大、学習院女子大への進学は約6割です。
応募者はAが9%増,Bは22%増で,倍率は合格者をやや絞っておりAが1.8→2.0倍とややアップ,Bは2.9→4.3倍と大きくアップしています。
合格最低点はAが182点,Bは169点でした(320点満点)。補欠はAがなし、Bは補欠候補30名が発表されました。

帰国入試は応募者74名,受験者41名,合格19名で,補欠候補は6名でした。


立教女学院
立教女学院
立教女学院(杉並区)は創立140年目のプロテスタントのミッション校です。立教女学院短大の併設校で立教大学とは別法人ですが,2010年入学生から立教大学への推薦入学枠が学年の約6割にあたる121名まで拡大されています。2016年4月より前フェリス女学院中高校長の田部井善郎先生が校長に着任されています。

入試は1回のみで2016年入試では前年のミッションショックからの戻りで応募者が34%の大幅減となりましたが,2017年入試の応募者は16%増となりました。倍率も2.0→2.3倍と上がっておりボーダーあたりでは厳しい入試になったようです。合格最低点は300点満点(国算各90点,理社各60点)で206点でした。

12/22に行われた帰国入試は応募者87名,受験者84名,合格者34名でした。

東洋英和女学院(港区)は創立133年目のプロテスタントのミッション校です。併設の東洋英和女学院大学への進学者は5%で東大,一橋大,東工大,東京医科歯科大などの国公立大や早慶上智大など難関私大へ進学している生徒もいます。
2017年の応募者はAが306→261名と15%減,Bは549→518名と6%減でした。ただしAの受験率がこの10年間で最も高い94%となり,受験者数では12%減です。
倍率はAが3.0→2.6倍,Bは5.7→4.9倍と下がっています。合格最低点はAが211点,Bは228点(320点満点)でした。
帰国入試は応募者8名,受験者7名,合格者4名でした。
併願校は六本木という立地から例年通り東京女学館,普連土学園,白百合学園,共立女子,大妻,頌栄女子学院などの都心の女子校が多くなっています。

晃華学園(調布市)はカトリック・ミッション校で定員が110名の小規模校です。2015年から入試回を1回減らし2回入試となっています。
2017年の応募者は1回が123→116名と6%減,2回は230→165名と28%の大幅減となりました。倍率はⅠ回が1.6→1.5倍とわずかに低下,2回は合格者を55→81名と増やしたため2.7→1.8倍と大きく低下しました。
2回で補欠候補が11名発表されましたが,その後も繰り上げがあり18名が繰り上げ合格になりました。

大妻(千代田区)は3回の入試すべて応募者が減っています。やはり共学志向・付属校志向の影響を受けているのでしょうか。倍率も3回とも下がっていますが,特に2回が大きく下がったのは合格者を242→307名と大きく増やしたためです。合格最低点は320点満点で1回が204点,2回は192点,3回は200点でした。
また1/7に行われた帰国生入試は,応募者67名,受験者47名,合格者31名でした。

共立女子(千代田区)の応募者は3回とも10%以上減って合計では1662→1381名で17%減です。この理由は共学志向・付属校志向の影響もあるでしょうが,今年から導入されたWEB出願によるところが大きいようです。1/30のAの出願締切日に約半数が全日程を同時出願したとのことで,ギリギリまで他校の状況などを見て出願してきている様子がうかがえます。当然ダブル出願が少なくなりますから欠席者が減り受験率は上がります。
去年と今年の欠席者は1回35→21名,2回274→190名,3回292→160名で合計では230名も減っています。受験率では1回92→94%,2回63→70%,3回38→52%で合計では64→72%に上昇しています。
ただし3回の応募者29%の大幅減は,2/4→2/3への入試日変更によるものです。応募者が減るのは覚悟の上で,公立一貫校や私立の競合校の多い2/3にあえて変えたのですが,応募者の大幅減にもかかわらず実受験者では176→174名とほとんど前年と変わっていません。
合格最低点はA・Bが350点満点でAが213点,Bは220点,合科型論述のCは200点満点で129点でした。
また1/8に行われた帰国生入試は,応募者46名,受験者34名,合格者28名でした。

2.神奈川

フェリス女学院 453→422(93%) 2.2→2.1倍
横浜雙葉 231→236(102%) 2.0→2.0倍
横浜共立 A 297→358(121%) 1.6→1.9倍
B 526→551(105%) 3.7→3.9倍

まず上位校の応募状況から見ていきます。
次の3校はいずれも横浜の山手の丘にある創立100年を超えるミッション校で「神奈川女子御三家」と呼ばれている学校です。

トップ校のフェリス女学院(横浜市中区)は女子学院と同じ明治3年(1870年)の設立で創立147年目の女子学院と並ぶ日本最古のプロテスタント系ミッション校です。2015年12月に新校舎がすべて完成しました。
応募者は2014年の396名を除けば400名台が続いています。ミッションショックの2015年の476名から2016年は5%減の453名ですが実受験者は4名増でした。2017年の応募者は453→422名で7%減ですが,欠席者が減ったため受験者では433→412名で5%減です。
繰り上げ人数は非公表ですが10数名は出ているようです。倍率は2.2→2.1倍とわずかに下がっていますが難易度は変わっていないでしょう。
なお在籍生に占める都内生の割合は全学年合わせて12%で,都内からの受験生もかなりいます。また横浜市立南高附などの公立一貫校や豊島岡女子などの都内の有力校を併願しそちらを選ぶ受験生が増えているようです。

横浜雙葉(横浜市中区)は3校中唯一のカトリック系ミッション校で明治33年(1900年)設立の創立117年目の学校です。併設小学校から約90名が進学してくるため中学からの募集が90名と非常に少ない学校です。
2017年入試の応募者は模試からの予想では微減でしたが実際には2%増でした。倍率は2.0→2.0倍で変わらず,難易度も変わっていないでしょう。
合格最低点は240点(360点満点)でした。帰国生入試は応募者16名,受験者15名,合格者9名でした。


横浜共立学園
横浜共立学園
横浜共立学園(横浜市中区)は明治4年(1871年)の設立で創立146年目のプロテスタント系ミッション校です。

Aの2016年の応募者は297名で,ミッションショックの2015年を基準にすると25%減で, 2014年を基準とすれば10%減でした。これに対する反動があってか2017年の応募者は297→358名と21%の大幅増で,倍率も1.6→1.9倍と上昇
Bの2016年の応募者は526名で,ミッションショックの2015年を基準にすると17%減で,2014年を基準とすれば12%増で,倍率も2.8→3.7倍と厳しい入試状況でした。2017年の応募者は526→551名と5%増ですが,実受験者では241→257名と7%増で倍率も3.7→3.9倍とややアップしています。
合格最低点はAが247/400,Bは127/200でした。

次にこの3校に続く学校の入試状況を見ていきます。

洗足学園 1回 432→339(78%) 3.8→3.4倍
2回 771→693(90%) 4.0→3.7倍
3回 798→605(76%) 8.9→5.7倍
鎌倉女学院 1次 506→546(108%) 1.7→1.8倍
2次 522→582(111%) 2.5→3.2倍
湘南白百合 250→207(83%) 1.8→1.3倍
日本女子大附 1回 210→200(95%) 2.0→2.1倍
2回 356→337(95%) 3.0→2.9倍

洗足学園(川崎市高津区)はかつて県内の女子校では中堅下位のポジションにありましたが,現在ではフェリス女学院につぐ県内トップクラスの女子校まで上がってきています。
2017年入試では模試動向から予想されたように応募者は3回とも減っています。特に1回・3回の応募者は20%以上の減です。
1回は2016年の応募者が526名で,ミッションショックの2015年を基準にすると2%減,2014年を基準とすれば38%の大幅増でした。2017年の応募者は模試の予想通り432→339名と22%の大幅減です。倍率は3.8→3.4倍とやや低下。
2回の2016年の応募者は771名で,ミッションショックの2015年を基準とすれば62%増,2014年を基準としても32%の大幅増でした。2017年の応募者は771→693名と10%減で,倍率は4.0→3.7倍とやや低下。
3回は2016年の応募者が614→798名と30%増,さらに受験者では42%増で,倍率は合格者を絞って5.5→8.9倍に大きくアップ。2017年の応募者は798→605名と24%の大幅減で,倍率は合格者を増やしたこともあり8.9→5.7倍と低下しています。
しかし応募者減は模試データでも表れていたように,ここ数年の難化に伴いチャレンジ層がごっそり抜けたためで,答案採点の感触から言っても高いレベルの受験生による少数精鋭の激戦になったようで,応募者減,倍率低下にもかかわらず難易度は変わっていないようです。なお応募者減の一因として2017年入試よりWEB出願が導入されたこともあります。
当然欠席者が減って受験率が上がりますが,去年と今年の欠席者は1回32→14名,2回156→137名,3回235→151名で合計では121名減っています。受験率では1回93→96%,2回80→80%,3回71→75%で合計では79→82%に上昇しています。
また併願校は2/1の1回は豊島岡女子が最も多く,2/2の2回は今年も例年通り2/1に最難関レベルを受験した受験生が多いのですが,入試日変更で去年増えた鷗友学園女子は減ってフェリス女学院がさらに増え,なぜか雙葉が増えているそうです。
合格最低点は1回の2科136点(200点満点)4科235点(350点満点),2回は2科144点(200点満点)4科248点(350点満点),3回は4科227点(350点満点)でした。
繰り上げ合格は一般入試が28→31名と3名増,帰国入試は2→0名で合計30→31名とほぼ前年同数でした。

なお帰国生入試はA方式・B方式の合計で応募者167→203名と22%増,受験者161→188名と17%増,合格者は64→73名で,倍率は2.5→2.6倍とやや上がりました。合格者73名中35名が入学と今までにない高い入学率です。


鎌倉女学院
鎌倉女学院
鎌倉女学院(鎌倉市)は創立113年目を迎えた古都鎌倉の伝統校です。

2016年春の大学合格実績が,東大4名を含め国公立大が25→47名,早慶上智大が102→151名と大きく伸びました(卒業生163名)。

好調な進路実績を背景として2017年入試では1次・2次ともに応募者が増加しています。2016年の1次の応募者は506名でミッションショックの2015年を基準にすると35%増,2014年を基準とすれば±0%でした。2017年の応募者は506→546名と8%増で,倍率は1.7→1.8倍とわずかにアップしています。

2次の応募者は522→582名と11%増で,倍率は2.5→3.2倍とかなりアップしています。
合格最低点は1次が268点,2次が245点(400点満点)でした。

湘南白百合(藤沢市)は江の島を望む高台のカトリック系ミッション校です。併設小学校から約100名が進学してくるため,中学からの募集は一般生60名,帰国生5~10名と非常に少なく,応募者は例年200名台です。
2016年の応募者は250名と増加傾向が続いていましたが,2017年は250→207名と17%減でした。合格者をやや増やしたので倍率は1.8→1.3倍とやや下がり,合格最低点も203→189点(400点満点)と下がっています。以上から見て難易度が緩和している可能性がありそうです。追加合格は2016年が12名,2017年は8名でした。
帰国入試はA方式・B方式の合計で応募者46名,受験者37名,合格者33名でした。

日本女子大附(川崎市生田区)は1902年に大学と高校(高等女学校)が同時に設立された創立115年目の日本最古の私立女子大とその附属校です。創立者の成瀬仁蔵はプロテスタントの牧師ですが,学校はキリスト教主義学校ではありません。昭和53(1978年)に文京区目白から現在地に移転。東京や神奈川の他の学校では例を見ない広大な森の中の学校です(タヌキもいます)。創立以来のリベラルな教育で知られ,理科教育にも定評があります(併設大は理学部のある唯一の私立女子大)。

女子教育の良さや理科教育の充実,日本女子大の好調な就職状況などを積極的にアピールしここ数年少しずつ応募者を回復していましたが,2017年入試では1回・2回ともに応募者は5%減でした。倍率はⅠ回が2.0→2.1倍、2回は3.0→2.9倍とわずかに上下しています。合格最低点は1回121点,2回112点(200点満点)でした。なお帰国生入試は応募者18名,受験者15名,合格者10名でした。

(つづく)

[次回予告] 「2017年中学入試速報第5弾―― 東京・神奈川の私立共学中(1)――」

次回は東京・神奈川の女子校に続き,東京・神奈川の共学校の2017年入試速報をお伝えします。

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