先輩たちの合格体験
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中学受験 入試本番!体験記

いよいよ間近に迫ってきた中学入試。
ここで、先輩たちの経験から、どんな緊張感、どんなトラブルがあったのか。
準備しておいてよかったこと、うまくいった最後のひと工夫など・・・。入試本番の体験記をお寄せいただきました。

先輩受験生や先輩保護者様の貴重なお話です。受験直前のこの時期、勉強の合間にぜひお読みください。

先輩受験生の、入試当日の様子や感想をいただきました。本番におすすめの、ちょっとした持ち物や服装などについても注目です。

前日はいつも通りの生活、入試当日は食べ慣れた朝食。
会場には門が開く時間に到着した。そこで先生たちの激励を受けた。小腹がすいたときの糖分は持っていると安心。
第一志望校は、本当に緊張しました。(先にチャレンジ校には合格してたけど、全然安心ではなかったです)
空き時間はテキストに目を通していた。模試とは全然違う。本当に緊張する。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

模試とは違った緊張感は、入試本番でしか味わえません。第一志望の前に、併願校で本番の雰囲気を知っておくと万全です。

入試当日は朝5時頃起きて、朝はパンをクルマで食べた。
1時間前位に試験会場に着いていました。 持ち物はお菓子、時事問題の教材など。ブーツを履いていくと脱ぎづらくて苦労する。
電車の中などいつもと変わらない会話をして普通でした。休み時間は時事問題を読んでいた。 試験本番に隣の人に鉛筆を落とされた。
(めがねっこさん)

ブーツはあたたかくて防寒には最適ですが、脱ぎづらかったり、下駄箱に入らなかったり、予期せぬことも想定されますね。

お菓子は必須アイテム。僕は角砂糖を持って行った。自分が好きなお菓子がよい。
一度試験中に腹痛に襲われた事がある。そこは不合格。この腹痛は突如急に来た。ベストコンディションで臨めるかは合格へのカギになる。
(T@Kさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦大東邦)

緊張から腹痛を起こしやすい体質の人もいますね。どうすれば予防できるか、もしくは回復できるかは人それぞれ違いますが、「こういうこともある」と想定しておけば、トラブルは最小限にできますね。

当日、電車に乗る1時間前に起床。
いつもと同じ朝食。どの学校も1時間前には到着。電車の中は、寝る!
持ち物は、時計!チョコなどひと口で食べられるものはおすすめ。
集合時間前や教科間の休み時間は、集中力を高めるために時事問題を読んでいた。
(かんちゃんさん/麻布・市川・栄東・東邦大東邦・県立千葉)

お正月を過ぎた時から朝5時に起床して少し勉強をして、という形にしていました。 本番の日もいつも通りに朝5時に起きました。 いつも通りにごはんを食べました。
集合時間20分前くらいには着くようにしました。 資料集はながめていてなんだか心が落ち着いたし、覚えることにラインをひいていたので持っていきました。
(匿名希望さん/品川女子・十文字)

試験会場での空き時間の過ごし方は大切です。その時間に勉強したことが偶然出るかどうかということよりも、気持ちを落ちつかせることが肝心です。自分のノートを開く、トイレに行く、目をとじてひと休み、など、自分にとって最良の方法を探しておいてください。

当日の朝、5時に起きた。納豆ごはんと豚汁を食べた。会場では試験開始までぼんやりと落ち着き、特別なことはしなかった。休み時間はトイレにいったり、お菓子を食べたりした。
びっくりしたことは、国語の試験問題が読んだことのある文章だったこと。
(さるさるさん/女子学院・洗足学園・桜修館)

読書量が豊富な人は、ごくまれにそんなことがあります。偶然に頼ってはいけませんが、気分が乗ってきますね。

いつも通りの生活リズム。起きるのを多少早くしただけ。
1時間前には着いた。余裕はいいが、さすがに暇だった。
会場では自分の席に座り、過去問やノートを徹底的に読んだ。
(でるゆんさん/足立学園)

試験会場への到着時刻は、集合の30分から1時間前ごろが多数派です。早すぎてしまい開門前で寒くなってしまったり、遅すぎてトイレに行く時間がなかったりと、トラブルを予測して行動しましょう。

朝は5時くらいに起床。いつもどおり、普通のご飯を食べた。会場に着いたのは集合時間の40分前くらい。 時計があると時間配分を上手くできる。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星)

試験会場内に時計がないこともあります。アナログ時計など持ち込み可能な学校は多いですから、持っていて損はありません。(持ち物については要項をよく読んでおきましょう。)

次に保護者様から、出願から入試当日、合格発表までの出来事や注意点などをお寄せいただきました。

試験当日は、遅刻しないようにと早めに出るのですが、朝ごはんのタイミング(お腹がいっぱいだと頭が働かないし…)や最寄りの駅に着いてからの復習など、後半は少しわかってきましたが、なかなかペースがつかめませんでした。当日はチョコレートや、小さなおにぎりなど空腹を満たし気分転換になるものをもたせました。
(匿名希望さん/東邦大東邦)

大人だから気づくことはたくさんありますね。かさばらない程度に糖分補給やカイロ、ひざ掛けなど、持っておくと安心です。

面接がある学校は早い番号をとるために、朝早くに出願しました。
試験当日はゆとりを持って臨めるよう1時間前に着くように出ました。冬の早朝の寒さで頭がスッキリと目覚めたようです。
試験後は試験内容には触れずリラックスできるよう普通の会話をしました。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星・西武文理)

早朝は寒いですが、空気が澄んでいて気持ちいいですね。前向きにとらえるのが成功の秘訣です。乾燥に注意してください。

願書は早い段階で入手し、時間のあるときに全て記入しておきました。
仕事柄スケジュールが限られていたので、受験料はまとめて振り込み、出願を一気に済ませました。
予期せぬこととしては、入試日初日に弟がインフルエンザにかかり、入試の付き添いはできなくなりましたが、車で送迎しました。
受験後は、試験のことは一切こちらからは聞かず、待ち時間に自分は何をして、どうだったのかを話すようにしました。
第一志望の合格発表は本人も連れて一緒に行きました。結果、合格でしたが、物々しい雰囲気の中で不合格だったライバル達への配慮が見られ、受験によっていかに我が息子が成長したのかが目に見えてわかり、よい経験だったと思います。
(かんちゃんさん/麻布・市川・栄東・東邦大東邦・県立千葉)

ご両親が共働きの場合は、出願のスケジュールも大変になる場合があります。家族で助け合う必要がありますね。体調管理も受験生本人ばかりでなく、ご家族全員が気をつける必要があります。
様々な出来事を乗り越えて、お子様がちょっと大人に成長したことに気づくのは、合格以上にうれしいことかもしれませんね。

試験日も合格発表も平静を装っていたが、私自身が一番緊張していました。子どもの方が肝が据わっていたようです。
(匿名希望さん/市川・東邦大東邦・渋谷幕張)

しっかりしたお子様で何よりです。確かに、たまにお母様がいちばん舞い上がってしまうことがありますが・・・(笑)、大丈夫です。受験生生活を通じて、お子様は思いのほか成長しています。

2/1,2しか願書を出さなかったので、1日不合格とわかった時点で3、5日の願書を追加出願せねばならず、本人が試験を受けている間に出願に行き・・・とばたばたでした。願書だけはすぐ提出できるよう、前々から準備はしていました。
1日本命校不合格で、本人はさほど落ち込んでないかと思いきや、塾の先生と電話で話した途端涙がこぼれ、塾の先生との結びつきを感じさせられました。
1~5日の受験中も終了後必ず塾に寄って先生に見ていただき、本人の塾への信頼感は相当なものでした。親としては特に何もしていません。
(匿名希望さん/洗足学園・カリタス・昭和女子大附・土佐塾)

最近は入試前日や、入試当日の朝出願が可能な学校もあります。そのため、1月の入試や、2月初日の結果を見てから後半の出願を決める作戦はよくあります。合格と不合格のすべてのケースを想定しておき、それぞれの行動予定や出願に必要なものを万全に準備しておくことが大切です。

また、塾の先生と情報や方針を共有しておけば、予期せぬ不合格後の対応なども大きな力になってくれます。最後まで頑張れたのは、受験生と先生との信頼関係のほかに、ご家庭と塾の先生との意思共有がうまくいっていたからこそでしょう。

試験会場には30分前に入らせるようにしました。試験後、本人はできなかった問題を話したがりましたが、なるべくできた問題の話をして気持ちがマイナスにならないようにしました。不合格が出た直後は、親からも見ていてかわいそうになったり気持ちがへこみそうになったりしましたが、本人の前ではプラス思考で笑顔でいることを心がけました。
(YSさん/國學院久我山、浦和実業)

保護者の方の不安や緊張は、お子様に伝わってしまいます。ぜひ、平常心かつ笑顔で余裕をみせてあげてください。

1月の埼玉県内私立の受験は、早めの合格獲得で安心できた。2月に午後を受験するため、練習として1月に午後受験を組み込んだ。
受験中の中だるみ対策のため、1月下旬にもう1校受験してよかった。
(匿名希望さん/富士見・明治学院・西武台新座)

試験日程について、バランスや仕上がりをよく考えて作戦を立てたことが奏功しましたね。

願書の様式や合格発表後の手続きは各学校それぞれ異なるので、間違えないようによく確認した。特に合格発表後の手続きで親のミスは許されないので、夫にもスケジュールをコピーして渡し、家族で情報を共有し、役割分担を決めた。
受験の持ち物は早めに準備しておいた。受験当日はたいてい5時半起床だった。前日の夜に豚汁など汁物を作っておくと、次の日もしっかり食べられて良い。試験はエネルギーを使いお腹が空くので、早朝でも食べられるならしっかり食べたほうが良い。送り出しは「いってらっしゃい!」だった。
1月は3日連続試験だった。1校合格、2校不合格だったので、受験後のケアには気をつかった。ひざや背中に乗ってきたりして、赤ちゃん返りのようだった。泣きたいときは思いっきり泣かせたり、甘いものやおいしいものを食べたりして乗り越えた。娘の場合はNHKの朝ドラの録画を見ると、結構立ち直った。
2月1日に合格したことは大きかった。行きたい学校のひとつを確保できたので、安心して4日の第一志望校に臨めた。
(匿名希望さん/淑徳与野・富士見・大妻嵐山)

2月入試の学校を第一志望とする人は、1月の結果をしっかり受け止め、2月に臨むことが大切です。1月の併願は、もちろん合格を確保することが大切なのですが、うまくいきすぎて油断することにも注意しなければなりません。経験豊富な塾の先生ともよく相談して、併願校を決めましょう。

過去問は常に合格ラインだったのですが、今年のテストは難易度を上げたとのことで、全く歯が立たないレベルに・・・。4回の試験で3回連続不合格となり、本人もかなり落ち込みました。
最後の1回に挑む時に、受かる受からないは気にしないで問題を楽しんで落ち着いてやればいいよ!と声をかけました。
ラストチャンスで合格が決まったときは、家族全員で抱き合って喜び涙しました。
(匿名希望さん/開智未来)

「成功」の反対は「失敗」ではなく「あきらめること」です。最後まで挑戦を続けた結果が最後の合格につながったのでしょう。
ちなみに、同じ学校を複数回受験する場合、回数が後になるほど合格可能性が高くなるのが一般的です。上位層から先に合格して、後の日程は受験しないためです。(他校との日程の関係で、その限りではない場合もあります。)

千葉と東京の願書提出期間が離れていたため、のんびりと構えすぎて出願ぎりぎりになるという失敗をしました。それからは、大きな紙に全部の学校のスケジュールを書き込み、漏れなくこなすようにしました。
試験の前日はいつもよりも早めに食事をとり、無理に勉強せずに静かに過ごすことにしました。
試験当日は、時間に余裕を持って朝の支度をしました。 やはり、交通機関の心配もあるので、ぎりぎりは避けました。塾の先生方のお声かけが本当に凄くて、最初は戸惑っていましたが、やはり最後に力をくださったことはすごく心強かったと思います。親としても、あの熱意に胸を打たれました。
試験を受けた午後は塾に出向き、翌日の対策をしていました。
そこで再び先生に指導される事が安心感につながっていました。
合格発表は全部インターネットで見ました。
先に受験した、千葉のチャレンジ校に合格した時は、その場で腰を抜かして座り込んでいました。それくらいびっくりの結果でした。しかし、東京の第一志望のために、もう一度気持ちを引き締めて、毎日塾に通って最後の追い込みをしていました。
第一志望当日は、これまでにはないくらい不安でいっぱいの顔をして別れましたが、万全の対策のおかげで、終わって戻ってきたときには、やり遂げた顔をしていました。
夕方には合格者番号の中に自分の受験番号を見つけ、大喜びでした。翌日は東京のチャレンジ校を受験しましたが、そこで初めて不合格。
それでも、ずっと憧れ続けた制服に身を包むことが実現し、長かったけどいろいろなことを勉強できた、貴重な時間だったことには間違いはありません。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子学院・千葉日大第一・和洋国府台女子)

入試本番の不安や失敗、努力の成果と喜びがすべて詰まったメッセージを最後にご紹介しました。結果は最後についてきますが、後悔することのないよう、やれることをしっかりやりきって、結果を受け止めましょう。中学受験のゴールと、次のステップへの新たなスタートは目前です!


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