先輩たちの合格体験
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模擬試験の活用法

9月からは模擬試験を受ける回数が増えてくることでしょう。
模試を受けるたびに点数・偏差値・合格可能性判定などの「結果」がついてきます。 先輩たちはどのように模擬試験に臨み、結果をどのように受け止めたのでしょうか。

先輩受験生のみなさんから、模擬試験についてのコメントをいただきました。

自分の苦手なところがわかるので、よく復習をするといいと思う。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星)

すぐに解き直しをすることが大切。
成績がぐーんと上がったことを先生や両親に褒められて、すごくうれしかった。
模試の成績が悪かったときは、自分の弱いところを見つけて復習すること。
よかったときは、もうやらなくていいなどと油断しないこと。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

模擬試験は復習が大切だということは言うまでもないですね。
どの部分で、どんな間違いをしたのかを検証しましょう。
また、よい成績だったとしても油断は禁物ですね。ライバルはすぐに追いついてきます。

ほとんど成績が良くなかったがあまり気にせずに復習した。
(MIさん/桜蔭・渋谷幕張・市川・東邦)

試験の場慣れ、ムードに慣れることや、ミス問の理解を重点的に。成績は返ってきたとき少し見る程度で、良い悪いはあまり気にしなかった。
(T@Kさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

難関校に見事に合格したこの2人は、模試の成績はあまり気にしなかったとのこと。落ち着いて全体を見渡せていますね。
確かに、入試本番に合格点が取れればいいわけですから、やるべきことをやっていれば、模試の偏差値ばかりを気にしすぎることはありません。
むしろ保護者様があわててしまうのかもしれませんが、感情的にならずに、本人にとってどうするのがベストかよく考え、マネジメントに徹しましょう。

模範試験で国語の点数が高かったので、(やる気を出すために)それを利用して○○点をとったら○○を買ってもらう、
ということを決めていた。
(でるゆんさん/足立学園)

ちゃっかりしてますねー。

出題内容によって成績が左右しました。
良い時はお父さんお母さんおばあちゃんにほめられてとてもうれしかったです。
悪い時は私もみんなも悲しい顔になってしまいました。
(匿名希望さん/品川女子・十文字)

模擬試験の返却のとき、先生に第一志望の学校に行ける可能性があると言われて嬉しかった。
成績が悪いときは不得意のところをみつけて勉強すればいいと思う。
(めがねっこさん)

この調子で行けば合格できると言われた励ましの言葉がうれしかった。
(きなこさん/麗澤)

やはり結果が出たときに褒めてもらえたことが、いちばん嬉しく、やる気になるようですね。些細なことでも、手放しでほめてあげましょう。

次に保護者様からいただいた、模擬試験に関するコメントです。

もともと、本人からの受験希望だったため、試験の日は、模試であろうが入試日であろうが、市進の定例試験だろうが、全て「楽しんでおいで」としか言いませんでした。
楽しんでくれば、本人から話し始め、間違えて悔しかったりわからなくて悔しかったりした場合でも、本人から話します。それを待つのみにしました。
教科によっては成績が下がる場合があったのですが、自己分析ができる年齢だし、本人が一番理由を分かっていて落ち込んでいるので、話だけ聞いて共感するに留めておきました。
ただし、落ち込みすぎて、道を反れたり周りの雰囲気に流されたりしていた時は、本気で叱りました。
(かんちゃんさん/麻布・市川・東邦大東邦・県立千葉・栄東)

本人がいちばんよくわかっている、と信頼し、あれこれ言わなかったことが奏功したようですね。受験生のメンタルケアまでしっかりできています。

6年生の始めまではずっと成績が横ばいで、親子で心配しましたが、数科目が急に上がりだしてからは、気持ちも落ち着いてきました。 ただ、好成績が出たあとで気持ちが緩むことが多く、そこは厳しく声をかけました。
(匿名希望さん/山脇学園・国府台女子・千葉日大一)

悪かったときに叱るのではなく、緩んだときに叱るという点が素晴らしいです。受験を成功させる秘訣です。

塾の先生が、成績が悪かったときはその都度フォローや叱咤激励をしていただいたようだったので、親は、成績で色々言うことはしませんでした。
(MIさん/渋幕・桜蔭・市川・東邦)

先生からも、親からも、叱られてしまうばかりでは逃げ道がなく、居場所をなくしてしまいますね。

模擬試験で悪かったときは、あまりのひどさに本人も親も爆笑しました。
模擬試験も過去問も、結果に一喜一憂しないようにしました。
(匿名希望さん/女子学院・吉祥女子・浦和明の星)

爆笑しちゃいましたか!
成績の急落を笑い飛ばせる心の余裕が、御三家合格につながったのでしょう。

首都圏模試はすべて受けましたが、その後のフォローがうまくできていなかったのは悔いが残るところです。間違いを次にどうつなげるか。次には解いてやるぞ!といった気持ちを起こせなかったように思います。
(匿名希望さん/東邦大東邦)

小6の秋は、模試や過去問演習が連続してしまい、復習する時間すらなくなることがあります。
模擬試験はほとんどが日曜か祝日ですから、当日の夕方以降は模試の復習のために、完全に空けておきましょう。

成績が良かったときは、一緒に喜んだ。悪かったときは見直しを手伝ったり、がんばっているから大丈夫だよ、と励ました。特に変わらなかったときも、「皆ががんばっているなかで、成績を維持したのはすごい!」とほめた。
子供の前で一喜一憂しないように、模試の結果は事前にネットでチェックした。
(匿名希望さん/淑徳与野・富士見・大妻嵐山)

お子様の気持ちを盛り上げようと、懸命に接する姿が目に浮かびますね。
また、このコメントにあるように、「成績が変わらない」というのは、周囲と同じペースで力がついているということなのです。成績が思うように上がらないと落ち込む受験生を励まし、褒めてあげられるポイントです。

市進の定例等で結果が良かったとき、良かったと噛みしめたらすぐ忘れて次へ、と切り替えるように先生も家庭でも言っていました。悪かったときは、勉強法を省みるチャンスと前向きにとらえていました。しかし、良い結果は全てのモチベーション・・・、受験生の特効薬なのだなぁと常々思いました。
(t-mさん/渋谷幕張・県立千葉・市川・東邦)

失敗から学ぶことは多いですが、自信は持てません。
成功は自信になり、成長につながります。
模擬試験でも、入試本番でも、ぜひ多くの成功体験を積み上げてほしいものです。

模擬試験と過去問演習に一喜一憂する秋以降、受験生の精神状態も不安定になりがちです。
塾の先生はその対応の仕方も心得ていますが、
保護者の皆様もぜひ、これらのご意見を参考にして、お子様の受験勉強を支えてあげてください。


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